それが一番の問題

概要は後からついてくる

自分探しが止まらない 速水健朗

2012年05月03日 | 
自分探しが止まらない (ソフトバンク新書)
クリエーター情報なし
ソフトバンククリエイティブ


素晴らしい考察だと思う。

「自分探し」は、逃げと言えなくもない。
非日常に身を置くことは、客観性を得る点において有益だと思うがそれも逃げと言えば逃げ。
そう思っていたし、この本もだいたい同じスタンス。
論点はそこではない。

この本は、いかに、自分探しが、自己啓発とリンクしており、産業となっていることを実例をもって明らかにする。
高橋歩氏からはそんな臭いがしたが、自己啓発との関係性には、目から鱗が落ちた。

「自分に会った仕事なんかねぇんだよ。
あたりまえだろう、世の中にテメー向けのもの何か一つもねぇ。
自分を合わせるか、相手を合わせるしかねぇ。
ちょっと考えりゃわかるだろう。」

と僕は思う。

少し、社会を俯瞰できるようになった気がした。
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