2016-0402-man2059
万葉短歌2059 天の川1892
天の川 波は立つとも 我が舟は
いざわ漕ぎ出む 夜の更けぬ間に ○
1892 万葉短歌2059 ShuE478 2016-0402-man2059
□あまのがわ なみはたつとも わがふねは
いざわこぎでむ よのふけぬまに
○=未詳。
【編者注】「七夕」(しちせき、1996~2093、98首)の第64首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第64首。
【訓注】天の川(あまのがは=天河)。我が舟(わがふね=吾舟)。いざわ(率)[13-3346率和]。漕ぎ出む(こぎでむ=滂出)[「舟を漕ぎ出す場合にはコギイヅといわずコギヅというのが習い」]。夜の更けぬ間に(よのふけぬまに=夜之不深間尓)。