2019-0104-man3052
万葉短歌3052 かきつはた2864
かきつはた 佐紀沢に生ふる 菅の根の
絶ゆとや君が 見えぬこのころ ○
2864 万葉短歌3052 ShuF644 2019-0104-man3052
□かきつはた さきさはにおふる すがのねの
たゆとやきみが みえぬこのころ
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第89首。女。
【訓注】かきつはた(垣津旗)[下記注]。佐紀沢に(さきさはに=開沢)[「平城京の北の水上(みずかみ)池周辺の湿地帯か。」ほかに 04-0675咲沢、07-1346生沢]。このころ(頃者)[下記注]。
【編者注-かきつはた】07-1345垣津幡、-1361垣津幡、10-1986垣津幡、11-2521垣幡、-2818垣津旗、-3052垣津旗、17-3921加吉都播多。現代語の表記は、杜若・燕子花・かきつばた。
【編者注-頃者(このころ)】04-0713、08-1603、10-1889、-2335、11-2745(ころ)、12-3022(~の)、-3052、-3055(~は)、16-3859。