2019-0119-man3067
万葉短歌3067 谷狭み2879
谷狭み 峰辺に延へる 玉葛
延へてしあらば 年に来ずとも ○
2879 万葉短歌3067 ShuF658 2019-0119-man3067
□たにせばみ みねへにはへる たまかづら
はへてしあらば としにこずとも
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第104首。女。左注(読下し)に、<一には「岩つなの 延へてしあらば」といふ>。
【訓注】延へる(はへる=延有)。玉葛(たまかづら)。延へてし(はへてし=令蔓之)[左注も]。年に来ず(としにこず=年二不来)[年に一度も来ない]。岩つな(いはつな=岩葛)[「岩にからまる蔓性の植物」。06-1046石綱乃(いはつなの)]。