万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4358 大君の4034

2022年05月14日 | 万葉短歌

2022-0514-man4358
万葉短歌4358 大君の4034

大君の 命畏み 出で来れば
我の取り付きて 言ひし子なはも  物部竜

4034     万葉短歌4358 ShuJ472 2022-0514-man4358

□おほきみの みことかしこみ いでくれば
  わのとりつきて いひしこなはも
○物部竜(もものべの たつ)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第66首。左注に、「右一首種淮郡〔(すゑのこほりの=周淮郡。<千葉県君津市を中心に木更津市の南部、富津市の北部を含めた一帯>)〕上丁物部竜」。4359歌第二左注<十三首>の第12首。
【訓注】大君(おほきみ=於保伎美)。我の(わの=和努)[「<我(わ)に>の訛りか」]。子な(こな=古奈)[「<子ら>の意。…<子>はここは妻…」]。