万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4375 松の木の4049

2022年05月29日 | 万葉短歌

2022-0529-man4375
万葉短歌4375 松の木の4049

松の木の 並みたる見れば 家人の
我れを見送ると 立たりしもころ  物部真島

4049     万葉短歌4375 ShuJ511 2022-0529-man4375

□まつのけの なみたるみれば いはびとの
  われをみおくると たたりしもころ
○物部真島(もののべの ましま)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第83首。左注に、「右一首火長物部真島」。
【訓注】木、家(け、いは=気、伊波)[「<き>、<いへ>の訛り」]。我れ(われ=和例)。立たりしもころ(たたりしもころ=多々理之母己呂)[「<立たり>は<立てり>の東国形。<もころ>は、~のようだ…の古語」]。