シンポジウム『森を走ろう』に行って来た。
参加者150名位かな。女性は数える程、年齢はover40というところ、お若い方はいらっしゃいませんでした。over60も多し。
出身スポーツは、トレラン、オリエンテーリング、山登り、それにロードが少々。
トレラン、特にレースは自然また登山者へのインパクトが強いのではないかと誰もが思っています。村越さんは自者アンケート等により情報提供してくださいました。
知り得た情報を記します。
・環境と他者への配慮については、少なくとも意識面では登山者とトレイルランナーには差がみられない。摩擦は同種の活動者間でも発生している。
・植生、土壌硬度面ではレースの重大な影響は2000人規模の大会でもみられない。(ただし、環境と当日の天候は配慮の必要あり)
・意図的なゴミ放置はごく希。
・自然保護団体関係者の中には、実体を十分把握していないと思われる批判がありそう。
・安全配慮はトレイルランナーの重大な課題。(登山者と比べ意識・装備が劣る)
このことに関しては、トレラン界からではなく、平等な立場からの評価が待たれます。
分科会は『地域・環境とランニング・スポーツ』にしました。
テーマはトレランレース大会に絞ってディスカッションされ、会場の方々から活発な意見交換がされました。大会運営者側からのお話もあり興味深いものでした。
印象的だったのは、山小屋のトイレ・簡易トイレ等を扱っている業者の方からの発言で、『先の国の事業仕分けで、山を利用する一部の人のために税金は注ぎ込めない、との理由で助成カットされそうである。もっと山を多くの人が利用している事をアピールし、次世代にも山の自然に親しむ環境を残さねば・・。』 でした。
トレランは山のフィールドにおいては新参者です。新参者は当然、異端視され排除しようとされます。今回も『登山者のいない山でレースをやれ!。』的な発言もありました。
レースはスポーツの表現の場として必要だと思います。 充分そういった感情に配慮した大会運営・マナーが望まれます。
トレランは全国統一組織が無く、窓口が無い状態です。近年になってレースが乱立する状態となりました。正規の自然をフィールドとする団体から『あいつらを追い出せ!。』との声が上がる前に、どうにかしなければいけないと思います。
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