私はライオン

「私はライオン」

えっと、連日の暑さでどうかしちゃった訳じゃありません。

一家の主というものは、時としてテリトリ－を守るため矢面に立つ必要があります。
雄ライオンのように。


それを一番うまく利用するのが奥さん。

「今を逃したら絶対に損しますよ！」という勧誘に滅法弱い奥さんは、
話を聞いておいて、途中から断る手段として僕を使います。

「うちの主人、怒ると手が付けられないんです。体が大きいし。」
うそつけ、手が付けられないのはどっちだよと思いますが、
世間的には、この作戦の成功率の高さは群を抜いております。


またこんな事もありました。

マンションの理不尽な決まりに腹を立てた僕が、
「俺は納得しないね。理事長でも何でも呼んでこいてぇの。相手になってやるよ。」

と奥さんに言ったのを、そのまま管理人さんに（えっ！！）
「主人は怒ったら手が付けられない。納得できない理事長でも何でも相手になってやるって言ってます。」と伝えました。（汗）

その後、理不尽な決まり事は撤回され、管理人さんが妙に僕に丁寧に挨拶されます。（とほほ）


あ～あ、一家の主も楽じゃないよな。

テリトリ－の外ではおとなしい猫ちゃんなのにな。