心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

浅野内匠頭

2020年07月14日 | お侍さん
それがし、仕事でマンションの理事会や総会で説明する事多きに候。

概ね、休日の夜に呼び出され候。

友好的な住民であれば、喜んで出陣するのだが、
この道30年の拙者でも、身震いのするような集落がある。

一癖も二癖もあろうご老中に囲まれ、開口一番
「あのね、聞いてるのはそういう事じゃないの!私の言いたいのは・・・・・」

大体、酷いマンションにはこのタイプの爺さんが多い。
確かに頭は良さそうだ、だが70年も生きてきて、その辺学ばなかったのだろうか。
それに、いい年こいて、いきなり大声を出すものではない。

それがしは、殿中の浅野内匠頭

「殿中でござる!刃傷沙汰はなりませぬ!」

じっと堪えて候。

今回の仕事は、以前わが社で補強設計し、あちらの銭の都合で完結しなかった物件。
もはや、我らに生じる義務は無し。「気持ち」だけで参上つかまつったのだ。


そして、散々罵った挙句に「ご協力願いたい」とぬかして候。
技術者も侮られる嫌な世の中になったものよ。


先代の殿は寛大であったが、拙者は許さん。
次回また召集かけてこようものなら、銘刀正宗で一刀両断にしてくれるわ。
コメント
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