東北遠征

　東北の強豪チームにお邪魔して交流試合をさせていただいた。名簿を見ると，名前の後ろに「東北１位」とか「県で１位」などの実績がある各県のトップの子たちが揃っていてびっくりした。１日目は二会場に分かれての交流試合。東北大会をにらんでの戦いが続く。うちの６年生は，まだ，しっくりと来てはいないが，長い間の経験から，そのうち調子が上がってくるだろう。シングルスは学年が下ではあるが，全国上位の子に勝つことができたので順調かもしれない。若葉に向かってのいい仕上がりだ。また，５年生の複が強い。昨年の東北チャンピオンと互角の戦いだ。単から複へと気持ちも体も切り替えができてきたようだ。期待できる。３年のＫくんは不安のない仕上がり。反応がとてもスムーズなのがすばらしい。あとは体調の管理が大切だろう。２年のＡＢＣ代表の男女二人も「あの子たち，幼稚園かしら・・・。」と言われながらも奮闘。同学年の子たちには負けることはなかった。次々と対戦相手を変えていただいたのでとても楽しかったようだが，だいぶ疲れていたことは間違いない。
　その後，次の県に移動し宿泊。夕食は安上がりに「ラーメン」と思っていたのだが，中には「とんこつチャーシュー麺（９４５円）」などを頼む子がいてあてが外れた。まあ，それはいいとして，夜は指導者の交流会。途中，この季節ならではの物を見させていただき感激した。
　次の日，朝，早速体育館へ移動。体育館に着くと，嬉しい初体験なできごとが。それは，子どもたちが言われる前に自分たちでさっさと動きだし，アップをしだしたことだ。いつも「早くしろ」と言われて動く子たちが，１日目の余韻なのか，やる気まんまんで動き出したのだ。試合が始まってからも子どもたちの動きがすばらしい。みんな実力を，いや，実力以上のものを出せたのではないだろうか。六年のシングルスではあと１点で東北チャンピオンに勝てるところまでいったのだが，惜しくも負けてしまった。でも，あれだけ戦えれば成長していることが実感できる。
　みんなが成長した東北遠征。あとは，若葉で結果を残して欲しいと願うのみだ。