よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録178(10月中旬~ 惑星)

2023-11-08 05:00:00 | 太陽系内
2023年10月~11月初旬 惑星

I.土星(Saturn、鎮星)
①2023/11/1PM6:10、SKYMAX127+Neptune-CⅡで撮影

(RGB24、800x600、5000枚30%、Exp10ms、Gain481)
ベランダでの観望で本年は諦めていた土星と再会できた。5本ほど撮影したが、編集に使えたのは2本のみ。カッシーニの間隙などは写らなかったが、まあ見て土星とわかる画像は得ることができたので良しとしよう。また次頑張る。

Ⅱ.木星(Jupiter、歳星)
①バローレンズなし、2023/10/31PM8:40、SKYMAX127+Neptune-CⅡで撮影

(RAW8、640x480、5000枚27%、Gain188、Exp10ms)
バローレンズなしの導入には130PDS付属のファインダーが役立ち、導入の苦労はあまりなかった。SharpCapProのROI機能を使わずにピント合わせや撮影をしたが、結果は今ひとつ。まあ、木星とわかる画像が撮れたことで良しとしよう。

②バローレンズあり、2023/11/02PM6:30、SKYMAX127+Neptune-CⅡで撮影
(RGB24、640x480、5000枚60%、Gain355、Exp10ms)
2倍バローレンズを付けると写野が半分になるので、導入するだけで大変。1日目は、AVIファイル2本撮影でへとへとになり夜熟睡。最後は9本撮影できたが、良いものはほとんど無し。パソコンに保存したファイルの容量のスゴサに驚く!(40G!残り1Gきる!)そして息するだけで木星がパソコン画面で揺れるので、撮影中は息止めていた。それでも揺れたが・・・(^^;取りあえず大赤斑写ったので良しとしよう。
進歩も課題も感じた観望であった。次に向けて先ずはSharpCapのアップデートとROIの設定を確認する必要がある。

③木星とガリレオ衛星、スマホ・コリメート



Ⅲ.海王星(Neptune)
①ライブスタック1分、トリミング(海王星は真ん中の明るい星)
Seestarを使うと簡単に地球以外の惑星を自動導入して存在確認することができる。これまでに、木星、土星、金星、海王星、天王星は私にも確認できた。火星と水星は今は太陽の近くにあるので、良い機会があれば、導入してみたいと考えている。
ただ、木星・土星・金星は明かるすぎて写すのが大変。また、焦点距離が短いのでI①やⅡ①②の画像の様には写らない。
また、準惑星の冥王星も写すことができるそうだ(資料1)。私もチャレンジしてみたが自動導入できないので、中心に導入できず、写った画像の中で冥王星を探す困難がある。私は探し出せなかった。


②元画像、2023/10/15撮影


IⅤ.天王星(Uranus)
①ライブスタック2分、トリミング(天王星は真ん中の明るい星)

こちらもSeestarによる撮影。画像を拡大して見ると天王星のまわりに小さな3つの星とさらに小さな星がある。天王星の衛星の可能性があるらしい。ステラナビゲーターLiteで観望時刻の様子を確認してみたが、私のレベルでは断定しきれなかった。(^ ^;

②元画像、2023/10/15撮影



(覚書)
10月の上弦以降は、Seestarによる電視観望と、SKYMAX127(マクストフカセグレン式反射屈折式望遠鏡)による月などのスマホ・コリメート撮影、及びSKYMAX127+VirtuosoGTi経緯台+Neptune-CⅡCCDカメラに2倍バローレンズをつけての木星撮影を目標としてきた。

スマホ・コリメートについては、新しいスマホホルダーが良い品で、自分としては満足できる結果だった。SKYMAX127での観望にも慣れることができた。(機材一覧表

しかし惑星・・・難しい・・・
木星が高度を上げることを見こして、揺れるベランダに望遠鏡を設置しての観望。お陰で土星の観望も出来たが、揺れとの闘い・・・疲れた・・・(後で気づいたが、今回の観望時間帯であれば揺れないメダカ部屋からも木星の観望は可能であった)
三日坊主に笑われる二日坊主の私が言うのもなんだが、人間一週間続けると何らかの進歩が生れるものだ。とりあえず2倍バローレンズによる撮影には成功した。画像は今回もお粗末だが・・・

なお、I・ⅡはSKYMAX127+VirtuosoGTi+Neptune-CⅡ+UV/IR-Cutフィルター(SVBONY)+天頂プリズムによる(VirtuosoGTiのコントロールはiPhone7)。
画像処理は、AutoStackkert!3による動画ファイルからのスタック、ステライメージ9での画像調整、Registax6によるウェーブレット処理、iPadmini6上の『写真』での調整、『AIで写真高画質』によるほんのり高画質化(試行錯誤と無我夢中で、細かいところは記憶がはっきりしない)。
及びスマホコリメート1枚。

(覚書2)2023年11月6日
1)アプリ・ソフトインストール
◎SharpCapPro4.1インストール(SharpSolve設定確認)
◎SynScanProWindows2.48インストール(緯度、経度設定)
◎SynScanAscom DriverVer1.40インストール
2)ROI確認(SharpCapPro+Cenes-C)

(覚書3)
天体を見てみたいと思って1年がたった。今日から2年生。