よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望11(テスト6 フィルター)

2023-10-15 04:59:00 | SeestarM天体
おうし座 M45(プレアデス星団、すばる、昴(ぼう))撮り比べ

Seestar S50には、次の①~③3種類のフィルターが内蔵されている。
①遮光フイルター
②UV IR-Cutフィルター
③LPフィルター(光害カットフィルター)
排他的使用で、フィルター無しは選択できない。又、通常は②が選択されており、①は、星雲星団モードで、撮影を開始すると最初に自動的に選択され1分程でダークファイルの撮影が終わり自動的に②又は③に切り替わり天体撮影が開始される。意図的には選択できない。③は星雲星団モードでのみ選択可能。
なお、③については予約注文期間の途中で、DBPフィルター(Duo-Band Passフィルター)採用がアナウンスされ、予約者を喜ばせた(1.25インチで1万3千円する)。
赤い星雲は③を使うことは想像できるが、青い星雲を伴うすばるはどっち②?③?ということで、試してみた。

画像①LPフィルター使用、15分のライブスタック
画像②通常モード、UV IR-カットフィルター使用、10分のライブスタック

都合により撮影時間は異なるが、結果はどちらも青の出方はたいして変わらない。LPフィルターはバックに赤味がかかった。
実験終わって、Seestarアプリの初めの画面(画像③)見ると、「Tonight'sBest」の天体の右下に、LPフィルターと同じ緑の◎マークでていた。LPフィルターを使用した方がよい場合は案内してくれていた。いつもスカイアトラスやNGC番号打ち込んで天体導入しているので気づかなかった。(^ ^;

(追記)2024年2月20日
画像を再処理したのでここにつけ加えておきます。
ソフト等は、SiriL、MS Photo、iOS版写真、Affinity Photo 2


画像③Seestarアプリ初期画面

M45にLPフィルターマークはついていないということで、通常フィルターで、25分ライブスタックで撮ってみた。

画像④25分ライブスタック、画像処理済


FMA135+ASI585MC+ASIAIR(記録151.5)に負けてる。残念なようなほっとしたような複雑な気分。画像編集の腕上げないとこの上はいけないですな。精進あるのみ。

この機会にDBPフィルターについても調べてみた。
HαとOⅢを通す光害カットフィルター、輝線で光る散光星雲・惑星状星雲の撮影に向いている。バンド幅が狭いため、強力な光害カット効果があり、月光下でも観望・撮影ができるそうだ。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン


電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録151(おうし座 M45昴)

04)電視観望の記録151.5(おうし座 M45昴 3rdショット)

撮影情報
2023年10月6日22時頃、画像①・②
2023年10月10日23時頃画像⑤
Seestar S50+iPhone SE3、ライブスタック時間は画像①15分、画像②10分、画像③25分
AffiniyPhoto2で画像調整(画像⑤)
「写真」アプリで、各調整(画像⑤)
「AIで写真高画質」で、ノイズ処理(弱)(画像⑤)







星見娘で電視観望10(オリオン座 M42オリオン大星雲)

2023-10-14 05:00:00 | SeestarM天体
オリオン座 M42、M43オリオン大星雲
画像①LPフィルター使用、5分間のライブスタック、画像処理済

半年ぶりのオリオン大星雲M42(+M43)との再会。
鳥の胴体部分のM42と頭の部分のM43。
イメージ通りの再会。嬉しい。

Seestarでの電視観望、楽しすぎて、第1部の漁港から始まり、夕食後の第2部、風呂上がりの第3部の開始となった。途中からバッテリーを追加充電している。既に深夜、冬の代表星座オリオン座が東の空に昇ってきた。

オリオン座のまとめで書いたように、M42の一番白く写る部分に隠れるトラペジウム星団、画像①をこねくり回し得たのが画像②、ブログにアップしたら見えるか心配だが、iPadmini6上では、辛うじて3つ確認できた。

オリオン座の観望はこれから、次回また頑張る。

ちなみに、よしべやではM42をガッチャマンと呼んでいる。若い人には通じないかも。
(「ガッチャマン」 1970年代のタツノコプロ作品、2013年松阪桃季主演、剛力彩芽等で映画化された)

画像②画像①のM42中心部分トリミング

画像③Seestarアプリ、アノテーション画面のスクショ



(覚書)
2月の中旬にFMA135が届き、オリオン大星雲が写せたこと(記録001)で、飼育員さん(義妹)への生存報告用ブログも兼ねて本ブログを立ち上げた。
あれから半年、天文水たまりにはまり、段々水たまりの深みへ、最近もしかして、この水たまり深くない~天文沼みたいな深さと感じることがある。い~や~毎日楽しい。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)科学忍者隊ガッチャマン - Wikipedia

8)ガッチャマン (映画) - Wikipedia


電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録001 (Ori オリオン大星雲)

04)電視観望の記録027(オリオン座まとめ)

撮影情報
2023年10月10日午後12時前、晴れ
メダカ部屋
オリオン座 オリオン大星雲 M42+M43
Seestar S50+iPhone SE3、5分間のライブスタック撮影
「写真」アプリで、各調整
「AIで写真高画質」で、ノイズ処理(弱)

追加覚書)
10月12日夜に、SeestarアプリのVer1.9.0が発表されたとのX(ツィッタ一)情報があり、10月13日朝にiPadmini6、午後iPhone7に導入した。
先ずは、iPadmini6での太陽自動導入。2回失敗の後、少し目分量で太陽近くに移動させ、3回目で成功。午後iPhone7で、太陽近くに目分量で移動させたあと、2回目で成功。アプリのバグフィクスやブラシュアップが進んでいるいるようだ。本日可能ならDSOで試してみる予定。(このバージョンで日本語にも対応、太陽タイムラプス撮影モードを追加搭載)
いずれもロゴ南向き設置、風景モードで適当に動かし、太陽フィルター装着後、空が見える位置に動かし、太陽モードで自動導入を試みている。
なお、アプリ1.9.0へのアップデートに伴い本体のFirmwareもVer.1.68にアップデートされた。
次はX(ツィッター)に投げた動画
①iPadmini6による昇る太陽、タイムラプス撮影。

②iPhone7による太陽、タイムラプス撮影
なお、最短導入記録はアンドロイド12タブM10Plus(アプリVer.1.8.0、Firmware1.65)の静止位置からの1回(フィルターは勿論装着している)。

*10月13日夜
iPhone7で10天体ほど観望。まったく問題なし正常動作。\(^_^)/











星見娘で電視観望09(アンドロメダ座 NGC891銀河)

2023-10-13 05:00:00 | SeestarC天体
アンドロメダ座 NGC891渦巻銀河(C23)
画像①該当部分トリミング

画像②元画像
本体2.5kgのSeestarのお陰で気軽に外での電視観望が可能になった。よしべや前の港での2回目の観望。第1観望予定天体のNGC891。アンドロメダ座4つ目の銀河。中西さんの本(資料1)にも掲載されている。私達の天の川銀河と同じ渦巻銀河ながら、その姿を真横から見るエッジオン銀河。中央の暗黒帯を写すのがポイントらしい。また、NGC894とNGC906などの銀河も入っている画角らしいが目視で探すがわからず。ということで、FitsファイルをAstapで読み込んでアノテーションをかける(画像③)。位置はわかったが、見分けはつかず。また次の機会。
撮影中から写りが悪く、上部に色がつく。周囲の街灯と灯台の灯り?次の天体は灯りから避難して撮影した。
なお、ページ最下部に、10月11日撮影のものを掲載。大同小異だが、こちらの方が写りは少しよい。暗黒帯も少し長く写っている。

画像③Astapによるアノテーション。該当部分。

画像④Seestarアプリ画面、Markタッチでアノテーション

画像④iステラHDによる観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)NGC 891 - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)星見娘で電視観望06(スタークラウドNGC206 in M31)

撮影情報
2023年10月10日午後7時頃、晴れ
家の前の漁港
アンドロメダ座 NGC891(C23)
Seestar S50+iPhone SE3、10分間のライブスタック撮影
AffinityPhoto2で画像処理
「写真」アプリで、各調整
「AIで写真高画質」で、ノイズ処理(弱)

10月11日撮影分(メダカ部屋から12分のライブスタック)
空の状態、回りの明るさで結果が変わる(当たりまえか)。






星見娘で電視観望08(カシオペヤ座 C11 バブル星雲)

2023-10-12 05:00:00 | SeestarC天体
カシオペヤ座 バブル星雲(C11、NGC7635、Sh2-162)

画像①LPフィルター使用、該当部分トリミング

画像②元画像、撮影地情報等トリミング、右下M52
3回目のチャレンジ(記録099、147)。泡、写りました!
SeestarとZWOの画像処理技術凄いぞ!
初心者でもバブル星雲撮れる。

画像③撮影画面、Mark(=アノテーション)

画像④撮影画面、11分経過、5分ぐらいからバブルは視認できていた

(覚書)
本日も漁港へ遠征(徒歩3分)。曇り空の元、晴れるのを待つ。漁港は空は広く見渡せるのだが、意外な敵がいた。強風と灯台の赤色LEDライト。1天体目でそれに気づき、建物の影からバブル星雲を狙う。
X(ツィッター)で流れたお手本の撮影時間は60分。取りあえず30分すれば、存在確認できるぐらいには見えるのではないかと、30分撮影に決め実行。
実際は5分ぐらいから中央部のバブルが確認できはじめ、あと画面上は大きな差は感じられなかった(画像③、④)。Fitsファイルで画像編集すれば、違うかもしれないが・・・
30分撮影というのは露出時間で、途中のスタック時間等を合わせると約50分かかっている。
なお、アンドロイド12タブレットで土星を導入後、コントロールをiPhoneSE3に切り替える。本日は最後まで正常動作した。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)NGC 7635 - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50)

03)電視観望の記録147(カシオペヤ座 M52+α) 

04)電視観望の記録099(カシオペヤ座 バブル星雲)

撮影情報
2023年10月10日午後7時頃、晴れ
家の前の漁港
カシオペヤ座 バブル星雲(C11、NGC7535、Sh2-162)
Seestar S50+iPhone SE3、30分間のライブスタック(トータル約50分)
「写真」アプリで、各調整
「AIで写真高画質」で、ノイズ処理(弱)




星見娘で電視観望07(2023年10月10日 月、太陽)

2023-10-11 05:00:00 | 太陽系内
2023年10月10日
月(月齢24)、太陽
画像①トリミングあり
朝5時にベランダから覗くと月と金星が仲よくランデブー(画像②)。直ぐにSeestarを用意して自動導入・撮影。そして、Stargazingモードに切り換えて金星自動導入。これもできた。そのあと、Scenery(風景)モードに切り換えピントと明暗調整。これは全くうまくいかず、しかたなく記念撮影(画像⑤)。そして直ぐに撤収。その間10分かかっていない。機動性の高さは、Seestarの大きな長所。
その後、雨で水浸しのベランダで、iPadmini6で、月と金星のランデブーを撮る。いつもなら、iPhoneをベランダの手摺に押し付けガッチリ固定して撮るのだが、ビショビショの手摺ではそうもいかず、手持ち撮影。まあこれも記念写真ということで、月がハートに撮れたことでよしとしよう。

画像②iPad mini6で、月と金星

画像③ハート型の月と金星

画像④明るさを調整(手持ちなのでうまくいってない)

月の最後は動画


画像⑤自動導入で金星(ピントと明暗はまったくあっていない)
動画で撮ればまた違ったかもしれない。

画像⑥太陽

M10Plusで導入後、iPadmini6に切り替えて撮影。
Seestarからの指示で、Seestarを360°回転させるを体験。内蔵コンパスの向き調整をしている?

(覚書)
・Seestarのロゴを南に向けて設置すると、その後がスムーズに進むとのX(ツィッター)情報あり、今後検証していく。さらに、Seestarは水平に設置することが唯一の調整事項だが、これについても南向きロゴに平行にスマホを西に向けて置けばよいとのこと。


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50)