百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

微生物の働き

2009-03-19 21:59:57 | 循環
有機農業も、微生物の働きがしっかり見えてくるとたいそう楽になれる。
決してひとりで農業を営んでいる訳ではなく、いろいろな方々に支えられて?農業は成り立っている。例えば、太陽光や温度、湿度、どれひとつとってみても人間の自由になるものではない。自然界の大きな力を借りて、農業を営んでいることを悟ると、あまり頑張り過ぎない農のカタチがみえてくる。そこにもうひとつ微生物が味方につけば“オニに金棒”。微生物は、自分達の好きな環境になると急激に増殖を始める、混み合った環境の中では彼らは発熱をし、有機物を分解する。餌がなくなったり、環境の変化に応じて活動を停止したり、自滅したりする。少し微生物の気持ちになって考えてみると、またまた楽しい。

パン屋さん

2009-03-19 00:12:32 | 料理
農業を始めた頃、出遭ったことのないようなパンやピザを口にして、パン屋さんやピザ屋さんをやってみたいなぁと素朴に思ったことがあった。
というのは、小麦は大体が輸入(86%が輸入)、国産の小麦はグルテンが少ないためパンやピザには不向きといわれ、そうはいっても讃岐うどんのほとんど(一時期は90%がオーストラリア産だったらしい)も国産を使われていない中、無農薬・無化学肥料で栽培されている方の全粒粉を使ったパンやピザは、生まれて初めて食した“味”で、現代社会が如何に効果と効率だけを追求し、本当の“味”から乖離し、ホンモノを忘却させられているのか、そんなことに気づかされると、いてもたってもいられなくなり、いろいろな方に相談をして、石窯でパンを焼いていただいたり、パン教室の先生に全粒粉のパンを焼いていただいたり、石賀まで焼いたピザも驚くほど美味しかった。
いづれ石窯を自分で作って、パン屋さんは出来なくても、パンやピザを時々自分で焼いて、みなさんに食べていただく・・・最近は、そんな畑にしたいなぁと思うに至っていた。
そんな中、柴田さん宅を訪れると、信州でパン屋さんを営んでおられたが、今回から滋賀の地に居を移してパン屋さんをやりたいという小さなお子さんを連れたご夫婦にお会いすることができた。ホンモノの石窯で無農薬・無化学肥料で丁寧に栽培された小麦を原料にパンやピザを焼くパン屋さんがしたい!!と穏やかに話される姿に好感を持ち、できるだけ応援したいと思う。
まずは土地や家捜し等から始るわけだが、出来れば薪の手配や販売方法等も踏まえた上での土地や家捜しが理想的だ。