106年前のフルーツケーキが南極で発見された。
ケーキは薄紙に包まれて、ブリキの箱に入っていたという。外側のブリキは錆びていたものの、中身の状態は良く「美しい」見た目を保ったままで、臭いは少ないが、微かに古いバターの香りがしたという。
このケーキは英国人スコット隊長率いる遠征部隊が小屋を利用した際に残したものと推測される。
英国のながい悲願であった南極点の到着の夢は、突然参入してきたノルウェーのアムンセン達に敗れ、極点からの帰り途、悲しくも、ブリザードで還らぬ人となった。
しかしケーキは残った。
106年前のケーキが残った。
“菌”はいないわけではないが、“菌”は水がないと空気中を彷徨することができない。酷寒の地では空気中の水分は直ぐに氷結して落ちてしまうため“菌”はひろまらない。
ケーキは薄紙に包まれて、ブリキの箱に入っていたという。外側のブリキは錆びていたものの、中身の状態は良く「美しい」見た目を保ったままで、臭いは少ないが、微かに古いバターの香りがしたという。
このケーキは英国人スコット隊長率いる遠征部隊が小屋を利用した際に残したものと推測される。
英国のながい悲願であった南極点の到着の夢は、突然参入してきたノルウェーのアムンセン達に敗れ、極点からの帰り途、悲しくも、ブリザードで還らぬ人となった。
しかしケーキは残った。
106年前のケーキが残った。
“菌”はいないわけではないが、“菌”は水がないと空気中を彷徨することができない。酷寒の地では空気中の水分は直ぐに氷結して落ちてしまうため“菌”はひろまらない。