「わらび餅」というと「蕨」の粉、つまり「蕨」の根っこのデンプンを乾燥させた白い粉末状のものが原料になるが、これは「葛」同様少量しかなかなか採れない(一説には10kgの蕨の根っこから、70gしか採れないといわれている)。なので実際にはほんの少しだけ原料として使用はされるが、その他大半は異なる澱粉が用いられているという。
また、奈良はわらび粉の名産地といわれ、奈良や近くの京都ではわらび餅の名店が数多く見られ、京都では餡入りの蕨餅が古くから親しまれてきたが、実は本蕨を使った餡入りタイプのわらび餅は保存に向かないため、夏の間は販売されないことが昔の常識だった。
そんなわらび餅が販売されていて、岐阜の老舗だと思って買ってみたら、東京の会社が販売店になっている。なんとも不思議な時代に入っている。
また、奈良はわらび粉の名産地といわれ、奈良や近くの京都ではわらび餅の名店が数多く見られ、京都では餡入りの蕨餅が古くから親しまれてきたが、実は本蕨を使った餡入りタイプのわらび餅は保存に向かないため、夏の間は販売されないことが昔の常識だった。
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