百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
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和紙の里 その2

2020-01-18 20:44:36 | Weblog
「井上雅彦」さんもなんと、手すき和紙を実践していた。
なんでも挑戦される方だ。
そういえば6年前の展覧会では、出展作品のメインを飾るひとつとして、面積で世界最大級となるであろう手漉き和紙にガウディの世界観を筆で描いた作品を展示されていた。
その手漉き和紙には、福井県越前市の上山製紙所が制作した高さ3.3m×幅10.7mにも及ぶ「平成長尺大紙」が使用されたという。
その当時の資料をみると、柳瀬彦左衛門氏(上山製紙所代表)中心に、職人14人と井上氏の事務所のスタッフ4人が巨大な簀(す)を取り囲み、柳瀬氏の掛け声を合図に縦3.3メートル、横10.7メートルの簀を波打つように動かす、大切なのは漉き手が呼吸を合わせることだそうだ。
井上氏は「波が強く、大変だった。腰が痛い。」と紙すき後コメントを残したという。
「時代と共に変化するのが伝統だ」と言った人がいた。カタチはかわりながら、必ず残したい文化のひとつだ。