百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
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時給3,500円

2020-01-25 23:20:33 | Weblog
「時給3,500円」
関東地方のある警備会社は、東京五輪期間中の業務で「時給3,500円」で警備員を募っているものの、必要な人数は集まっていないという。そういえば、2012年ロンドン五輪では、大手民間警備会社でも警備員が4,000人しか集められず、軍が動員された。2016年のリオデジャネイロ大会では、16,000人体制を目指したが警備会社の破産で大会直前に人員不足が判明、元警察官を動員し急場を凌いだという。
東京五輪では「無給のボランティア十数万人の炎天下の滅私奉公に頼って実施され、その斡旋や研修を請け負う派遣業者が税金から莫大な利益を受ける(「家族を想うとき 1/20」より)」という。
五輪は今や商業イベントになり下がっている。政治的な色彩を帯びないスポーツの祭典・五輪が、今や予算が高騰し過ぎて大都市でしか実施できないという。
今一度、今後の五輪のあり方は問いかけなければならないが、「時給3,500円」の一方で「炎天下の中、無報酬のボランティア」が多数存在する現実に、時代の求める「働き方」と「働きがい」、将来の人間の仕事の仕方と人間に求められる仕事について考え方をまとめる必要がありそうだ。