百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

農の可能性

2011-02-12 21:32:35 | Weblog
農は農畜産物を栽培・販売するだけではなく、その圃場という空間を使って、まさに“人と人、人と自然の出会いの場”の提供をすることが出来るのではないかと考察してみた。
人はそれぞれ、自分がここにいることの意味、自然とはどういう存在で、それは私たちにどういう影響を与え、日々仕事をすることの本当の意味合いや理想的な家族とのあり方・関係、等々それぞれに納得できる理由を見つけたいと思いながら暮らしているのではないか。
それはおそらく若者や中高年齢者だけではなく、専業主婦や高齢者の方々にも言えるかもしれない。
若者やOL、サラリーマンが仕事を通じて自分の社会的存在理由を感じることはそんなに難しくない。しかし、学生や主婦、高齢者はたとえ、地域で色んな趣味の活動やボランティア活動などに参加して頑張ってみても、自分のおこなっていることがあってもなくてもいいものと思いがちなのではないだろうか。
「自分の存在理由を見つけられない。」それを見いだすきっかけのひとつとして“農”への参加は考えられないか。
また、そういった活動を通して、「考えが違っても、知らない人でも、いろいろなことについて話し合える能力」を身に着けることが出来るのではないか。
これからの農の可能性は、社会が抱える大変大きな本質的な問題の解決に少し役に立つのではないかと少し考えてみた。

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