百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

寒気団

2015-03-11 21:15:09 | Weblog
今年はなんともさえない日が多い。
昨日に引き続き、今日も日本列島に寒気団が居座り、岐阜市では積雪が15㎝を記録、3月としては57年振りの大雪となった。
思い起こすと、1月には京都で、61年振りの積雪を記録している。昨年は“平成26年豪雪”といって2月には日本列島各地で豪雪を記録した。
今年の春はもう少し荒れるのだろうか?

とりやさいみそ

2015-03-07 22:53:00 | Weblog
「とりやさいみそ」が美味しいという噂で、わざわざ入手してみたが、噂の「とりやさいみそ」は金沢の『まつや』さんの「とり野菜みそ」で、こちらは滋賀の長浜の『びわこ食品』さんのもの、でもお味噌の入っていた箱をよくみてみると「類似品に注意して下さい」となっている。
「とり野菜みそ」は、北前船の廻船問屋を営んでいた初代の松屋さんが厳しい航海に耐えられるように栄養価の高い食事を船員さん達にとってもらおうと考案されたようで、一方「とりやさいみそ」はその昔、賤ヶ岳の合戦で秀吉勢が食し精気・活力を取り戻し破竹の勢いで柴田軍を打ち破ったという言い伝えが現地に残る『煮込み汁』の再現を目指したもの。どちらも由緒ある代物。

啓蟄

2015-03-07 07:07:19 | Weblog
カマキリの卵嚢は、断熱構造にすぐれているのだろう。
カマキリは一般的に雪の積もる高さよりも少し高い目に卵嚢を着けると言われ、卵嚢の高さが来年(翌年の冬)の雪の深さだといわれるが、時々雪に覆われている卵嚢に出喰わすことがある。
震災以降、「自然が狂い出した」といういう人もいるが、実はあまりカマキリ君たちも神経質ではなく、時々判断を誤る時もあり(カマキリらしく)、そんなことがあっても大丈夫なように、卵嚢はしっかりとした断熱構造になっているようだ。

one more thing

2015-03-06 00:02:12 | Weblog
ジョブス氏は「未来を見たことがない消費者に、未来のことを聞いても無駄だろ」といって市場調査をしなかったという。
未来を創るのが自分の仕事だと信じていた彼は、常に「one more thing(最後にもう一つ)」を追い求めていた。
「未来はこうあるべきだ」という強い信念と、何が何でもそれを実現するという執念。それらが具現化された時に、われわれは心ときめく「見たこともない未来」に遭遇するという。

トンネル

2015-03-03 22:04:44 | Weblog
友人が小さな畑を耕し、「レタスとサラダナを植えたけど…。」とFacebookで問いかけてきた。
「今の時期だと、(まだ霜などが降る怖れがあるので)トンネルがいるかな」と返事したものの、
「トンネル」ってわかるかなぁ~ともう一度「ビニールでトンネルを作って苗を覆ってあげる、
『レタス トンネル被覆』で検索してみて下され。」と再度コメントを送る。
百姓も11年も過ぎるとやっと少しモノゴトがわかってくる。
時が流れ、季節が移ろい、いろいろなものが生まれ、育まれ、そしてまたそれぞれが消えていく。
儚いようで、実は豊かな自然の奥深さ。

Hog lift (ホッグリフト)

2015-03-03 00:21:59 | Weblog
その昔、アイオワから空を飛んで豚がやってきたという。もう54年も昔の話のようだが。そのアイオワ豚が現在の日本の養豚の礎となっているという。
何かの深い思惑があってやってきたのか、伊勢湾台風で壊滅状態に陥った養豚業の救世主としてその当時の日本駐留の米国空軍のリチャード・S・トーマス曹長の優しい思いやりからなのか定かではないが、その当時ではなかなか考えられなかった“空を豚が飛んだ”事実は否めない。