ともちゃんの湯巡りと日帰り撮影隊の記録

公休日に出かけた先の温泉や風景をアップしてます。

本屋さんの宣伝?

2004-10-18 21:26:00 | 日記
   こどもたちよ。


私がお前たちに遺してあげられるものは、あまりにもすくない。

兄弟げんかも起こらないほどの僅かな財産と、正直だけが取柄の血筋 何枚かの写真。

そして、書棚の古びた本と、読書を苦痛に感じない習慣........。

伝えるものは、それですべてだ。

地位や名誉が欲しければ、自分で手にすればいい。愛もまた同じだ。
それは、私が遺していくべきものではない。
自分で考えろ。自分で選べ。自分で生きろ

そのために必要なことは教えてきた。

ただひとつだけ言っておこう。

読書を怠るな。もちろん本からの知識がすべてだとは言わない。

多くの人と出会い、経験を重ねることによって、人は真に成長する。

時には書を忘れ酒杯をくみかわすのもいい。

しかし、読書は怠るな。

想像の翼を持たないものは、いつでも夢にとどかない。
幸いにお前は、インクの染みのような活字の羅列から物語を想像できる力を持っている。

小さな頃、寝床で本を読んできかせると、お前は目を輝かせていた。

そのころの興奮を忘れないでほしい。

*(ペン)**(角帽)**(学ラン)*


十数年前、よくいく本屋さんの本を入れてくれる紙袋に印刷されていた文です。
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