ともちゃんの湯巡りと日帰り撮影隊の記録

公休日に出かけた先の温泉や風景をアップしてます。

イタリア料理店入店拒否問題

2013-05-21 19:42:13 | 日記
毎日、PCを立ち上げているがこの問題を知ったのは今朝のことだった。今夜、立ち上げたPCのトップの話題にもなっていたので乙武さんのブログを覗かせてもらった。

今までは事務所の方や友達のお陰で不自由な思いをしたことが無かったと言う、なんて幸せな人なんだと思う。


主人が車椅子になったのは昭和52年、原因は交通事故による脊髄損傷だった。介護の手は私の手だけ、ドライブ途中で入りたい店があっても階段が2段あれば入ることは出来ず、スロープのある店を探して食事をしている。

バリアフリーが普及してきたとは言え、設計するのは健常者が多いのか、スロープの付いている店でもそのスロープは軒下にあり、雨の日は使えず、冬などは雪が積もっていて店に入ることは出来ない。

数年前、岩手の温泉を訪れたときの事、バリアフリーで入れる宿で友達夫婦と食事をしようと宿の人に車椅子での入店の断りを入れ、主人は車椅子に乗って館内に入ったときのことだった。先ほどの断りを入れた人ではない若い男性の従業員に主人の靴の底が汚れていないか聞かれたのだ。

主人は立つ事が出来ないので靴の底が汚れるわけがない。そのことを説明したがその従業員の人は納得できないようで何度も靴の底が汚れていないか聞き返してくる。もちろん、歩くのが不自由で車椅子を使っている人もいるし、いろんな人が車椅子を使っている。歩けないのに靴の底が汚れているかのように疑われ、いくら説明しても理解してもらえず、その温泉には2度と行こうとは思わない。

障害者だからと差別されることは許されないが、何気ない健常者の態度で傷つくことが多々あるのが現実。

店の実名をだしてしまった乙武さんも反省の弁を書き込んでいたが車椅子だと迷惑だと言わんばかりの態度で接しられれば誰しも気分が良くない。誰しも好んで障害者になった訳ではない。

乙武さんのブログを読みながら涙がこぼれていた。私には店の前での光景が見えていた。


コメント (5)
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