源泉かけ流しのお風呂だって温い時もあるさ。

娘に台所の窓に風避けをつけて貰い、ラーメンを食べに出掛けた。帰りに「がっこ」を買って、家に着くなりお風呂道具を積み込み湯の越に向かった。

平日なのに下の駐車場は満車、何時もの上に車を停めた。お風呂も混んでいた、とお客さん同士の会話で最近、テレビで湯の越が放送されたらしい。今にも雨が降りそうな空なのに混んでいる理由が判った。

今日のお湯の色は薄い乳白色、時間はたっぷりあるしゆっくりして行こうと湯船に入っていると一人のおばあさんが

「ぬれくて入ってらいね、なしてぬれべが。。。」

と大声でしゃべっている。何回も何回も。そんなに温かったらさっさと上がって帰ればと思ったのは私だけか　洗い場に居た他の客さんが

「今、上がったらフロントに言っとくわね。」

湯の越は源泉放流型だと案内板に書かれている。フロントの人が温度計を持ってきて湯温を測り、バルプを開けて来たとの話、フロントの人も大変。

静かにゆっくり入っていたかったんだけど。。。。その大きな声のおばあさん、他の人に何か聞かれると

「地元だもの。。。」

関係ないでしょ、地元なんて。さらに何か聞かれると

「補聴器が無いと聞こえねくて。。。。」

湯温は少し上がったけど、それほどでもなかった。

源泉かけ流しの湯温の調整も大変、湯巡りの番組で湯守りを紹介しているときもある。温泉は自然の恵み、温い時も厚い時もある。

「なんだかな～～～」と感じながら雨の中、帰ってきた。

山形東村山のバラ