ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ミリオンダラーベビーの事

2006-04-13 20:41:08 | インポート
映画館でなくDVDを借りてゆっくり鑑賞する事が多くなりました。
もっとも映画館で観た時はあまり感心しなかったのが、DVDで観て改めてその
映画の奥深さを感じる事もあるのは事実です。
カミさんと観た、韓流の「四月の雪」がそうでした。カミさんもそう言ふ感想を
述べていたのを覚えています。
特にアクション物等は映画館で観ていても内容が良く理解出来ない事もあります
が、改めて観る事で違った観方が出来る様です。

今回は昨年のアカデミー賞映画の「ミリオンダラーベビー」をDVDで観ました。
C・イーストウッド、M・フリーマンの渋いが奥の深い演技派を軸に、H・スワ
ンクを世界チャンピオンに挑戦できるボクサーに育てあげる物語です。

31歳のマギーがフランキーの猛烈な特訓で、徐々に力を付けていきボクシング
で稼げる様になる。第一にした事が郷里の貧乏な母親の為に家を買ってやる事だ
つた。(母親は喜んでは呉れなかったが)
そして、英国のチャンピオンとのラスベガスでの壮絶な戦い。相手を倒したかに
見えたが、卑怯にも試合後に見舞われたパンチで昏倒、全身麻痺の怪我を負って
しまう。
その後の闘病生活、家族との断絶、そしていつしかそんな彼女を密かに愛してい
るフランキー。脚まで切断のマギーは絶望のあまりに舌を噛み切り自殺をはかる
が死亡前に救われる。堪りかねたフランキーは密かに酸素吸入器を外し、注射で
彼女を楽にしてやる事でケリを付け何処ともなく去って行く。

鑑賞前はハッピーエンドを想定していたが、この悲劇的な最後を迎えたが、どち
らかと言ふと爽やかな感じで見終わる事が出来たのが幸いでした。

それにしてもC・イーストウッドのあの演技、表情が年齢と共に益々渋く感じら
れます。

やはり作品の出来は一級品だと思いました。
コメント (1)
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