プロ野球・熾烈な３位争い

　プロ野球界は今シリーズの終盤にかかっている。両リーグとも、CS（クライマックスシリーズ）に進出の１位～２位はほぼ決まりだろうと思う。ここにきてもう１つの席を狙う、３位争いが熾烈になってきている。プロ野球フアンとしてはそちらの方が楽しみである。

　パ・の楽天E、球団創設以来の初めての３位を確保できるか。岩隈、田中の２枚看板のエースたちの働きがカギになる。対する昨年の日本シリーズの覇者西部Lが苦しんでいる。投手は涌井、岸の２人が元気だが、打線では中村（おかわりくん）のここへ来ての離脱が痛い。楽天Eのベテラン野村監督、そして監督初采配で日本一を達成した渡辺監督、それぞれの采配ぶりを見守りたい。

　セ・は７月時点でヤクルトSが決まりと思っていたが、８月に７勝１８敗と大きく負け越した。投手陣が苦しい台所状態である。追い上げてきたのが阪神Tである。ようやく長い低迷を乗り越えて８月には１４勝１２敗と勝ち越した。上昇気流に乗りかかけてきていると見る。ただ広島CもヤクルトSと直接対決を７試合も残している。こちらも油断ができないと思われる。

　いずれにせよCS制度の導入には賛否両論があったが、両リーグの優勝チームがほぼ決まりかけているこの時期にきて、ＣＳ出場を賭けた戦いが、プロ野球を面白くしていると思う。今夜もＴＶ中継を楽しみに見ていきたい。

今朝もコスモスだより、風にそよぐつぼみを狙ってみたのだが。