昨夜のNHKBSプレミヤム「HIBARIフェス!」と題する番組を拝見した。戦後70年を生き抜いた家族の生き様のドラマと、美空ひばりの歌を著名の歌手たちが生放送で披露してくれた。
思へば終戦の年は小学校に入学したばかりである。校庭の滑り台で遊んでいた時に空襲警報のサイレンが鳴り響き、急いで自宅に逃げ帰り防空壕に逃げ込んだ事だけがわずかに記憶に残っている。その後は5人兄弟だったこともあり、我が家は赤貧洗うが如しの生活が続いている。長じて学校生活後の、企業生活を48年間をも過ごす事が出来たのだが、大袈裟に言へば波乱万丈の戦後70年余の生活だったと思うのである。
昨夜のTV番組では、ソ連の抑留生活から帰還した祖父と祖母の再会、さらに父母の生活、その父親に反発する娘の生き様が3話のオムニバス形式で
ドラマが展開される。その家族の生活に、終戦後の日本国民に大きな希望をもたらした、美空ひばりの歌声が折々に挿入される。
番組が意図した様に、戦後70年、美空ひばりの歌声が、我々多くの国民を元気づけて呉れたのではないだろうか。