昨夜のBSフジで放映された「三屋清左衛門残日録」完結編の録画を鑑賞した。
主演は北大路欣也である。今の時代、彼は時代劇にもっとも似合った俳優のひとりである。
原作は郷里山形が生んだ藤沢周平である。小生が企業を定年退職の頃に、この本を読んでいる。
以降に3度程読み返していて、主人公の生き様が、今後の自分の指針にもと思った。
今回のドラマは、前編に続いて完結編とある様に、丹念に隠居生活の主人公を描いている。
幼い時に仲良かったが、長じて藩勤めの中で、それぞれに境遇の異なった旧友たちとの苦い出会い。
そして隠居となりながら、旧藩主の側用人の、隠然たる影響力を利用する者もある。
相変わらず内紛の続く海坂藩の、騒動に巻込まれる中で、主人公の悩みが尽きない。
一方で、30年ぶりに通う剣道場で、未来を託す子ども達との出会いが自身を元気づける。
旧友と通う、ほのかな恋心を抱く小料理屋の女主人との、突然の別れも訪れる。
奥様に先立たれた主人公を、懸命に世話をする、跡継ぎの嫁の優香の働きも見逃せない。
残日録に「日残りて昏るるも未だ遠し」と。録画を残しておいて、再度見直したいドラマである。
主演は北大路欣也である。今の時代、彼は時代劇にもっとも似合った俳優のひとりである。
原作は郷里山形が生んだ藤沢周平である。小生が企業を定年退職の頃に、この本を読んでいる。
以降に3度程読み返していて、主人公の生き様が、今後の自分の指針にもと思った。
今回のドラマは、前編に続いて完結編とある様に、丹念に隠居生活の主人公を描いている。
幼い時に仲良かったが、長じて藩勤めの中で、それぞれに境遇の異なった旧友たちとの苦い出会い。
そして隠居となりながら、旧藩主の側用人の、隠然たる影響力を利用する者もある。
相変わらず内紛の続く海坂藩の、騒動に巻込まれる中で、主人公の悩みが尽きない。
一方で、30年ぶりに通う剣道場で、未来を託す子ども達との出会いが自身を元気づける。
旧友と通う、ほのかな恋心を抱く小料理屋の女主人との、突然の別れも訪れる。
奥様に先立たれた主人公を、懸命に世話をする、跡継ぎの嫁の優香の働きも見逃せない。
残日録に「日残りて昏るるも未だ遠し」と。録画を残しておいて、再度見直したいドラマである。
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