さて、免許を取るには運転免許試験場で一発で取るか指定自動車教習所に通うかのどちらかの道があるわけだが、2年のブランクもあるしバイクも持っていないので安全確実な教習所に通うことにした。
1996年の免許制度の改正で教習所で大型自動二輪車免許を取得できるようになった。ちなみにうちの父親は普通自動車の免許におまけで限定なしの自動二輪車免許がついていた。
僕が持っていたのは普通自動二輪車免許で取った時は自動二輪車の中型限定というやつだった。これだと排気量400cc以下のバイクに乗れるのだ。
家から通える大型自動二輪車の教習を提供している教習所の中で良さそうなところを選んで入学した。2008年の9月の終わりだった。料金は割引を入れて全部で88900円。安心パックプランという技能教習のオーバーや再検定の費用も合格まで面倒見ますというやつがあったのだが40歳以上は料金が高めだったのでパス。
入学時に適性試験というものを受けた。運動能力や判断力などを見るものだ。若いときと違って落ち着いて丁寧にやることができたな、と思っていたら決断力が-E。ありゃ。慎重すぎて判断が遅れるとの診断だった。車はあっという間に進むから迷わずすぱっといこう。時速50kmだったら1秒で14m近く進んじゃうからね。
すでに普通自動二輪車の免許を持っているので学科は免除で技能教習のみ12時間。12時間は1段階5時間、2段階7時間に分かれていて1段階は運転に慣れて2段階は法規に沿った運転をするって感じだった。1時限目、少しだけ緊張しつつ二輪の待合室へ。当然生徒のほとんどは僕より若い。当局の指導によりプロテクタを着用。体操のあと各グループに分かれて練習となる。教習車はホンダのCB750。まずは取り回しや発進、停止から。そのあとぐるぐると周回する。続けて2時限目。1段階は続けて2時間技能講習を受講できるのだ。久しぶりにバイクに乗ったけど面白い。気がつけばにやけながら乗っていた。
その後の教習も課題をひとつひとつこなし順調に進んでいった。教習簿でその時限の目標を確認していたのも効果的だったと思う。大型の教習は普通と違い教官からの指示はあまりなく自分で練習する感じだった。上達するのがわかると嬉しいが、天狗にならず謙虚にもう一段上を目指すようにした。ぐるぐるまわるコースを覚えるのが大変だったので寝る前の布団の中や通学の電車の中でコースを反芻した。一本橋やクランクなんて一般道では見たことない。あの狭いコースでこまごまと動けるように練習するのは今考えると意味のあることだったと思う。
足掛け6週間の教習も終了して検定試験を受験した。やはり検定試験は緊張した。落ちたら検定料金をまた払わなくてはいけない。スラロームの時間オーバーと方向指示器の出し忘れがあったのみでめでたく合格。検定合格の証明書を持って運転免許センターで新しい免許を2008年12月1日に取得したのだった。
安全な運転方法を学べたので教習所に通って良かったなと思う。バイクに乗ったら怪我をせず生きて返ってくることが最大の目標だから。
免許の次はバイクの購入だ。乗りたいバイクを決める時間は贅沢で楽しい。
続く。
1996年の免許制度の改正で教習所で大型自動二輪車免許を取得できるようになった。ちなみにうちの父親は普通自動車の免許におまけで限定なしの自動二輪車免許がついていた。
僕が持っていたのは普通自動二輪車免許で取った時は自動二輪車の中型限定というやつだった。これだと排気量400cc以下のバイクに乗れるのだ。
家から通える大型自動二輪車の教習を提供している教習所の中で良さそうなところを選んで入学した。2008年の9月の終わりだった。料金は割引を入れて全部で88900円。安心パックプランという技能教習のオーバーや再検定の費用も合格まで面倒見ますというやつがあったのだが40歳以上は料金が高めだったのでパス。
入学時に適性試験というものを受けた。運動能力や判断力などを見るものだ。若いときと違って落ち着いて丁寧にやることができたな、と思っていたら決断力が-E。ありゃ。慎重すぎて判断が遅れるとの診断だった。車はあっという間に進むから迷わずすぱっといこう。時速50kmだったら1秒で14m近く進んじゃうからね。
すでに普通自動二輪車の免許を持っているので学科は免除で技能教習のみ12時間。12時間は1段階5時間、2段階7時間に分かれていて1段階は運転に慣れて2段階は法規に沿った運転をするって感じだった。1時限目、少しだけ緊張しつつ二輪の待合室へ。当然生徒のほとんどは僕より若い。当局の指導によりプロテクタを着用。体操のあと各グループに分かれて練習となる。教習車はホンダのCB750。まずは取り回しや発進、停止から。そのあとぐるぐると周回する。続けて2時限目。1段階は続けて2時間技能講習を受講できるのだ。久しぶりにバイクに乗ったけど面白い。気がつけばにやけながら乗っていた。
その後の教習も課題をひとつひとつこなし順調に進んでいった。教習簿でその時限の目標を確認していたのも効果的だったと思う。大型の教習は普通と違い教官からの指示はあまりなく自分で練習する感じだった。上達するのがわかると嬉しいが、天狗にならず謙虚にもう一段上を目指すようにした。ぐるぐるまわるコースを覚えるのが大変だったので寝る前の布団の中や通学の電車の中でコースを反芻した。一本橋やクランクなんて一般道では見たことない。あの狭いコースでこまごまと動けるように練習するのは今考えると意味のあることだったと思う。
足掛け6週間の教習も終了して検定試験を受験した。やはり検定試験は緊張した。落ちたら検定料金をまた払わなくてはいけない。スラロームの時間オーバーと方向指示器の出し忘れがあったのみでめでたく合格。検定合格の証明書を持って運転免許センターで新しい免許を2008年12月1日に取得したのだった。
安全な運転方法を学べたので教習所に通って良かったなと思う。バイクに乗ったら怪我をせず生きて返ってくることが最大の目標だから。
免許の次はバイクの購入だ。乗りたいバイクを決める時間は贅沢で楽しい。
続く。