フィリピンの空港で歌っていた盲目のミュージシャンを思い出した。
行き交う誰のためにでなく、チープな楽器を弾きながらストレートに歌う。
ストリート・ミュージシャンのすごいところは、行きずりの人々に歌いかけて引き止める能力と、自由を謳歌しているエアー感だ。
ストリートではないけれど、人々が往来する場所でライブを行う難しさを経験したことはある。
人は、自分が関心を持つもの以外には興味を示さないから。
一瞥しただけでその彼らの音楽性が想像できて、通り過ぎてしまう。
一曲だけでも人の足を止めることができたならそれはすごいことだと思う。
「プレイング・フォー・チェンジ」は、そうしたミュージシャンの発掘と追跡調査にも功績がある。
世界中のミュージシャンが一曲を通じて輪をつなぐことができるなら素晴らしい。
「いい音楽」とは、さりげなく表現して離れられなくなるような魅力をあたえてくれること。
人はそんな音楽をさがし求めて世界を歩き回る。
Tyrone | Playing For Change | Live Outside Series
Tears On My Pillow by Roger Ridley | Playing For Change, Live outside series
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