「Bonnie Raitt」の映像を見ていると2本のストラトキャスターが出てくる。
青い色のシグネチャーモデルと塗装を剥がしたビンテージものと。
1949年生まれの彼女がデビューしたのは1970年代とか、
ちょうどあの頃エレクトリック・ギターの塗装をはがすのが流行っていた。
それも「Fender」製の分厚い塗装を剥がすと綺麗な木の地肌が出てきて、独特の存在感が増す。
ある地方都市でお会いした大橋節夫さんのスティール・ギター「Fender Deluxe 8」がそうだった。
付き人の彼に「これは?」と聞くと「今、流行っているんです」と。
誰が始めてどのように伝播したのか知らないが、こうしたミュージシャンの「流行ごと」っていうものがある。
もっと古い話になれば、ギターのヘッド部分に小さな飾り物をぶら下げたり。
最近では「クリップ・チューナー」をウクレレやギターのヘッドにつけたまま演奏するのが当たり前になっている。
エレキ・ギターをやらない私にも「Fender」社の「Stratcaster」の完成度が高いことはわかる。
無駄のないデザインと機能、丈夫で長持ちするし、経年変化して「音を出す」ための存在そのものに変わっていく。
「Fender」社のスティール・ギターの開発しかり、ハワイ出身のタバレス兄弟が関わっていることは嬉しい。
「成功するもの」にはデザインや機能、素材といったあらゆるものが総合的に集約されるような気がする。
ヒット曲が誕生するときも同じような完成度が集約されるように。
女性のスライド・ギター奏者の走りということだが、弦上をコントロールしてバンドを引っ張っていく姿がいい。
Bonnie Raitt - I Can't Make You Love Me - Ohne Filter...
Bonnie Raitt "Pride And Joy"
Bonnie Raitt - Runaway (Live 1977)
Bonnie Raitt & Norah Jones~Tennessee Waltz
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます