ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

ハンネマニア(メキシカンチューリップポピー)の育て方

2014-11-05 00:23:08 | ハンネマニア(メキシカンチュリップポピー
ハンネマニア別名メキシカンチューリップポピー
原産地 メキシコの標高1500~2000メートルの山岳地帯
ケシ科ハンネマニア属の多年草 麻薬成分を含有しない合法種(植えても良いケシ)
春蒔き 発芽適温15度~20度 秋蒔きの場合は冬季はビニール温室内で要保温
用土 高山植物やサボテン並みに水はけの良い用土。市販の培養土に軽石とパーライトをたっぷり混ぜる。
水やり 用土を乾燥しやすいものにしたときは、水はたっぷり与える。普通の培養土にしたときは控えめにする。
コツ じめじめしたところを嫌う、風が常に通っているような場所を好む。地植えにする場合は土を盛り上げて高うねにする。
日当たり 半日くらいしか日が当たらないところでも育つ。
肥料 苦土石灰、チッソ分の少ない果実用肥料、規定量より倍に薄めた液肥。肥料切れすると葉先が黄色くなる。

5年ほど前にサカタのタネとアタリヤ農園から種が販売されたが、売れなかったのか1年で販売をやめてしまった。
たぶん今、日本で育てている人はそのときの種を大事に育てている人。私もそのときのものを育てている。

ハンネマニア

ポピーの仲間なので移植を嫌います。カリフォルニアポピー(ハナビシソウ)とは近縁だそうで葉や、種鞘など良く似ています。
ポピーはケシボウズと言われる河童みたいな果実を付けるものと、インゲンマメみたいな種鞘と言われる果実を付けるものがあります、ハンネマニアは後者です。

ハンネマニアの果実(種鞘)


ハンネマニアの果実(種鞘)熟したもの


ハンネマニアの果実(種鞘)熟したもの


ポピーの仲間ですが、乾燥地帯の高山系ですので、ちょっと育て方にはコツがいります、まぁ風さえ吹かれていればご機嫌に育ってくれます。
風に当ててやっていれば4月から10月までいつまでも花を付けてくれます。

花は3日くらいは持ちます、1日花の多いポピーの中では長持ちする方です。
種鞘はカリフォルニアポピー(ハナビシソウ)と良く似ていて熟すとパチンと弾けて種を飛ばします、
種を採るときは弾ける寸前に摘み取ります。

半耐寒性常緑多年草ですが、マーガレットやラベンダーのように下から木質化していきます。ポピーの仲間にしては珍しく寒さに弱く氷点下になる所では霜に当てないようにします。
暑さには強く風さえ吹いていれば気温35度を超えても花を咲かせています。
日本の梅雨が苦手です。梅雨期は軒下で直接雨が当たらないように育てます。

イギリスの植物学者でシードハンターのJohn Hunnemann博士によってメキシコのChihuahuan砂漠の標高2000メートルの高地で新属新種として発見され博士の名をとってHunnemanniaと命名されたそうです。
花はレモンイエローの他のポピーには無い色でとても魅力的です、花の形がチューリップのようなカップ型なので「メキシカンチューリップポピー」とも呼ばれていますが「チューリップポピー(トルキッシュチューリップポピー・ターキッシュチューリップポピー)」とはまったくの別種です。

 また、わい性のハナビシソウを「チューリップポピー」として販売している業者さんがいますが、これは誤りで「エスコルチア ミニチュアサンデュ」が、わい性のハナビシソウの名前です。まったくの別種でありますね。


ハンネマニアの双葉


ハンネマニアの幼苗


ハンネマニアのつぼみ


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花


ハンネマニアの花

以前に売っていたアタリヤのハンネマニアの種


アタリヤさんのHPから「ハンネマニア (メキシカンチューリップポピー) 」のページ
http://www.atariya.net/hana/hunfum.htm

以前に売っていたサカタのタネのハンネマニアの種



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