内藤とうがらしについて、ざっくりと説明すると、
東京の新宿は江戸時代は内藤家の領地で「内藤新宿」と呼ばれていた。
内藤家の領主が、そばの薬味として唐辛子栽培を今の新宿御苑辺りで始め領民にも栽培を奨励したので、内藤新宿は唐辛子の一大産地であった。
いつしか新宿から農家がなくなり、内藤とうがらし栽培も途絶えてしまった。
10年前に町興しで内藤とうがらし復興のプロジェクトが始まり、復興は成功。毎年ゴールデンウィークに内藤とうがらしまつりが開催されて、苗の頒布会がおこなわれていた。
で、今年は新型コロナ騒ぎで祭りは中止になるだろうなと予測し、取っておいた種を蒔いておいた。案の定、祭りは中止、苗は自動販売機での販売になるとの告知が来た。でも、電車に乗って新宿まで行くのが怖いので今年は行かないことにしたというわけだ。
内藤とうがらしは、八房系である。葉の一番上に花が咲く、まとまって(7~9花)咲く。
実は一つの茎の上に箒(ほうき)のように付く、箒というより九尾の狐の尾のように付く。
鷹の爪系も葉の上にまとまって実が着くが、八房系は花柄(かへい・実の軸のこと)が長く、実もすらっとしていて見栄えが良い。
内藤とうがらし復興プロジェクトについて詳しく知りたい人は検索してね。
トウガラシは発芽温度が高いので、缶ビールを買ったらおまけでもらった発泡スチロールの簡易アイスボックスに蒔いてビニール温室で保温した。
20個蒔いて8本発芽した。