自宅でお花見 南殿桜の盆栽が咲いた

お雛様を飾るとき、「右近の橘、左近の桜」と造花を飾るでしょう、この左近の桜というのは、もともと京都御所の紫宸殿の南側に自生していた野生の八重桜で、通称が「南殿桜」というそうです。
右近、左近というのは右近衛府、左近衛府という御所警護の武官のことで、それぞれの長が右大臣、左大臣というのだそうです。

東京の皇居の中庭には、桜と橘のかわりに白梅、紅梅が植えられているそうです。
　
盆栽にしやすい品種なので桜盆栽としてはポピュラーらしいです。
雛祭りは3月3日ですが、旧暦だと4月上旬なので、江戸時代は左近の桜はちょうど雛祭りの頃に咲いていたのでしょうね。