すっごく寒くなってきましたねでも、温かくして元気に過ごしたいものですね
さて、昨日、渋谷のセルリアンで狂言の舞台を見てきました。ダンスパーティーの会場でおなじみのセルリアンですが、同じフロアに能楽堂があるのをご存じですか新しくてキレイな舞台で、ホテルにいることを忘れるくらい異空間。そんな素敵な場所で、友人の舞台がありました。
友人は、この度、奈須余市語を披きました。平家物語で有名な、「船の上の扇を余市が見事射ぬく」というくだり。語り手一人で、三人の登場人物を身ぶり手ぶりのみで演じわけます。この演目は、狂言師の修養過程において特に大切に扱われており、それを初めて演じることを「披く(ひらく)」といいます。
私も演目名を聞き、ネットで内容を調べたら、とても重要で大変なものだと知り、その節目の公演を見れることがとても嬉しかったです彼は、私が以前とってもお世話になっていた大塚円先生の弟さんなのですが、先生同様にお世話になりました。悩みをかかえていた時期が同じだったせいか、こうして今お互いにやりたい事をやれるようになったことが嬉しいし、次につながる節目を迎えられたことが感慨深いのでした
さて本番は・・・
いや~、私は見ているだけなのに緊張しましたよぉ爆笑するお話でなく、合戦というシリアスで緊迫感のある内容だということもありましたが・・・進級試験みたいなこの演目を無事に演じきってほしいという気持ちが強かったせいでしょうねそんな心配をよそに、目線や手ぶりや声の抑揚で、矢を射抜く前の緊迫した状況、矢を射抜くとくの迫力、矢を射抜いたあとの盛り上がりがしっかり伝わってきましたふ~よかったよかった
それ以外の演目は、面白おかしい話でしたので、ゲラゲラ笑ってきましたよ。何回か見ているうちに、狂言は言葉もわかりやすいし、内容もわかりやすいので、自然と笑えてくるようになりますよ
その後の打上げにも参加して、ごぶさたしていた方々ともお酒を交えながら、楽しいひとときを過ごしてきました当の本人も、お師匠さんや円先生にダメだしをくらいながらも(笑)、やりきった達成感を強く味わえたとのことで、ほんとそれがなにより次への自信となったことでしょう
競技をしている私達の大きな節目は・・・昇級ということになるのでしょうねぇでも、もっと小さく区切れば、各競技会に向けてしっかり準備することや、デモンストレーションの内容を詰めていくこと、いろいろありますよね。私も頑張ろうっと