23年度の染織実習コースが始まりました。
5人の方に2グループに分かれてもらい、真綿4.5gから糸を、久米島方式でつむいでもらいました。
初期の方たちは2gぐらいでしたが、何故かだんだん増えて、大変なことになってきました。。(^-^;
まずは真綿を台に掛けるところから。
4.5gというのは着尺の緯糸だけの重さの約1/90程ですが、全てつむぐのに2時間近くかかりました。
秋に小さな布を織るための、着尺糸の2~3倍の太さで、つむぐのは難しい太さです。単純な道具で、あとは人の感覚を働かせるだけの仕事ですが、現代人には、なかなかこれが難しい。。普段使わない脳の刺激になったと思います。
過去のブログもご参照ください。
2018.6.25、2019.6.07 など。
大事なことは、原始から人は布を織るように生まれてきているのですから、その糸をつむぐのも当然のことです。
大変ではありますが、紬塾に糸つむぎも加えているのは、根源的なところから体験してもらいたいからです。
麻にせよ、木綿にせよ、紬にせよ、布を織ることや、糸つむぎは、今の時代は趣味的なことのように捉えられがちですが、機械的なものが出てくる以前は、生きるためのとても厳しい、時間のかかる過酷な大仕事でした。
大事なことは、原始から人は布を織るように生まれてきているのですから、その糸をつむぐのも当然のことです。
大変ではありますが、紬塾に糸つむぎも加えているのは、根源的なところから体験してもらいたいからです。
麻にせよ、木綿にせよ、紬にせよ、布を織ることや、糸つむぎは、今の時代は趣味的なことのように捉えられがちですが、機械的なものが出てくる以前は、生きるためのとても厳しい、時間のかかる過酷な大仕事でした。
でも不思議に、今まで指導してきて、途中で投げ出す人も、いい加減な仕事をする人もいませんでした。
みなさんが無心で真綿と向き合っている姿に、人の根源的な仕事であることを再確認します。機械ではできない人のなせる技です。
私は紬の道を選んで良かったと、こころの底から思います。
今期もかなり、、、たくましい糸が引けましたので、織り上がりも楽しみです。^_^