永井さんリードのもとで演奏中。
先日パーカッショニストの永井朋生さんを講師にお願いしてかたち塾「音を体験するワークショップⅢ」を開催致しました。
ワクワク、ドキドキあっという間の3時間でした。余韻が未だに残っています。
2014年の冬、永井さんの心揺さぶられる演奏に出会ったことから音のワークショップが始まりました。
音を探すところから、鳴らし方、響き、リズム、そして自然な情景を写した映像と重ねてみると、ほぼ無作為に奏でた私達の音が思いの外合うことなどを体感しました。
また、合奏になることで一人だけではない他の様々な音に触発されたり逆に控えたり、人との会話のようになります。
リズムやルールが発生すると、そのことにとらわれがちになり、ノリまでに至るにはもう少し時間がかかりそうです。
ただ、このワークショップを音楽というジャンルでくくるというだけではなく、自然素材、身近な素材を日々使い、作り、ものと関わって暮らす中にたくさんの音があり、音そのものを大切にしたいという思いが湧いてきました。
音の世界も自然の合理、物理的要因の中で生じる素直なもの。いい音の出会いがいいコミュニケーションを作り世界を開きます。いい言葉を投げかければいい言葉が返ってくるように。
音の根源は生き物の原点、本能。古くなったり、色褪せることもなく、色付け、イメージ付けされたプリミティブではなく、音そのものと向き合うことがプリミティブ。
原始と現代は自然界において一続きのもので、広義のアート(紬も)は日々を根源に立ち返らせてくれる。それは安らぎ、喜び・・こんなことを終了後も思いを巡らせています。
今回3回目もそれぞれが音の出るものを探して持ち寄り、更に永井さんの方から様々な打楽器も持参してくださり、その両方をルールを作って取り混ぜたセッションとなりました。終わった時にはみんなが思わず緊張から開放され笑顔と拍手が起こりました。拍手も根源的音ですね。
こけしが打楽器?と思われるかもしれませんが、鳴子こけしの首を軽く回すと“キュッキュッ”と鳴るのです。バーズコールという楽器と同じような原理です。卵ケースに米を入れてきた方もあります。
私は庭の椿の実をガラス瓶に少量入れてみました。茶筒も叩くと案外いい音です。ペットボトルに少量の水を入れて振ったり、、。
縦長な大きな松かさの鱗片をはじくと小さいけれど乾いた音が出ます。永井さんがいたく気に入ってました。
私の中では音楽というジャンルとかではなく音という素材をまず楽しむという感じで参加しています。
紬を織る時にさまざまな糸や色糸を混ぜながら織ることにも似ています。望む姿勢は同じです。
しかし今回はリズムとグルーブ(ノリ)を主眼に置いたものでしたので、好きに鳴らせばいいわけではなく、結構大変で汗をかきました。
さて、今回は3人が着物で演奏をしましたが、袖とかも邪魔にもならず、洋服より体幹が決まる感じでパーカッションと着物いいかも、、です。
鳴子こけしを持参された方は私のグレーとグリーンの段の半幅を黒地の結城に締めて来てくださいました。時間がなく写真に収められず残念でした、、、がとてもカッコよかったです。
松かさを持参した人は工房作品の着物と帯です、帯や小物も限られていて十分な取合せではありませんが、紬塾にも参加した方でこれからの方です。いずれHP着姿集にもUpします。☆
私は久米島に自作の太い引き出し真綿の糸を使って織った縞の半幅縞帯です。文庫に結びにしました。
プリミティブな物に向き合い、しかもみんなでセッションするというのは自分だけではできないいろいろな学びがあります。
今後もまた機会を見て続けたいです。今回は部屋の関係ですぐいっぱいになってしまいましたが、次回よかったら“根源”に興味のある方ぜひご参加ください。音楽の知識や技術はいりません。
“着物でパーカッション”もいいですよ。
先日パーカッショニストの永井朋生さんを講師にお願いしてかたち塾「音を体験するワークショップⅢ」を開催致しました。
ワクワク、ドキドキあっという間の3時間でした。余韻が未だに残っています。
2014年の冬、永井さんの心揺さぶられる演奏に出会ったことから音のワークショップが始まりました。
音を探すところから、鳴らし方、響き、リズム、そして自然な情景を写した映像と重ねてみると、ほぼ無作為に奏でた私達の音が思いの外合うことなどを体感しました。
また、合奏になることで一人だけではない他の様々な音に触発されたり逆に控えたり、人との会話のようになります。
リズムやルールが発生すると、そのことにとらわれがちになり、ノリまでに至るにはもう少し時間がかかりそうです。
ただ、このワークショップを音楽というジャンルでくくるというだけではなく、自然素材、身近な素材を日々使い、作り、ものと関わって暮らす中にたくさんの音があり、音そのものを大切にしたいという思いが湧いてきました。
音の世界も自然の合理、物理的要因の中で生じる素直なもの。いい音の出会いがいいコミュニケーションを作り世界を開きます。いい言葉を投げかければいい言葉が返ってくるように。
音の根源は生き物の原点、本能。古くなったり、色褪せることもなく、色付け、イメージ付けされたプリミティブではなく、音そのものと向き合うことがプリミティブ。
原始と現代は自然界において一続きのもので、広義のアート(紬も)は日々を根源に立ち返らせてくれる。それは安らぎ、喜び・・こんなことを終了後も思いを巡らせています。
今回3回目もそれぞれが音の出るものを探して持ち寄り、更に永井さんの方から様々な打楽器も持参してくださり、その両方をルールを作って取り混ぜたセッションとなりました。終わった時にはみんなが思わず緊張から開放され笑顔と拍手が起こりました。拍手も根源的音ですね。
こけしが打楽器?と思われるかもしれませんが、鳴子こけしの首を軽く回すと“キュッキュッ”と鳴るのです。バーズコールという楽器と同じような原理です。卵ケースに米を入れてきた方もあります。
私は庭の椿の実をガラス瓶に少量入れてみました。茶筒も叩くと案外いい音です。ペットボトルに少量の水を入れて振ったり、、。
縦長な大きな松かさの鱗片をはじくと小さいけれど乾いた音が出ます。永井さんがいたく気に入ってました。
私の中では音楽というジャンルとかではなく音という素材をまず楽しむという感じで参加しています。
紬を織る時にさまざまな糸や色糸を混ぜながら織ることにも似ています。望む姿勢は同じです。
しかし今回はリズムとグルーブ(ノリ)を主眼に置いたものでしたので、好きに鳴らせばいいわけではなく、結構大変で汗をかきました。
さて、今回は3人が着物で演奏をしましたが、袖とかも邪魔にもならず、洋服より体幹が決まる感じでパーカッションと着物いいかも、、です。
鳴子こけしを持参された方は私のグレーとグリーンの段の半幅を黒地の結城に締めて来てくださいました。時間がなく写真に収められず残念でした、、、がとてもカッコよかったです。
松かさを持参した人は工房作品の着物と帯です、帯や小物も限られていて十分な取合せではありませんが、紬塾にも参加した方でこれからの方です。いずれHP着姿集にもUpします。☆
私は久米島に自作の太い引き出し真綿の糸を使って織った縞の半幅縞帯です。文庫に結びにしました。
プリミティブな物に向き合い、しかもみんなでセッションするというのは自分だけではできないいろいろな学びがあります。
今後もまた機会を見て続けたいです。今回は部屋の関係ですぐいっぱいになってしまいましたが、次回よかったら“根源”に興味のある方ぜひご参加ください。音楽の知識や技術はいりません。
“着物でパーカッション”もいいですよ。