紬塾のカリキュラムでは染織実習コースが終わると、いよいよ実際に着ることの話になっていきます。
残りの3回にギューっと着るための大事な話が凝縮されています。
今回の「取合せの美」もそこに至るまでの肌着や腰紐、伊達締め、長襦袢などの素材選びの話などから始まり、最後は上モノの着物、帯、帯揚げ、帯締を実際に取合せてみるワークショップまで行いました。
毎回そうですが、話すことがたくさんあり、1時半から5時過ぎまで、途中の10分ほどの休憩以外はほとんど話し続けていて、終わったら喉が痛かったです。>o<
今期は全く着物を知らない方、着付け教室で着物の着方は習ったことのある人もほとんど詳しいことはわからない方ですので説明に結構難航します、、。(^_^;)
しかし、感覚的なものはお持ちですので取合せのワークショップでは素敵な取合せを考えてくださいました。
織り味のある2点の紬着尺と5本の帯を自由に選び、小物も取合せます。まずは頭の中だけのイメージで決めてもらいます。いつ、どこで、どんな心情、状況で・・。みなさん真剣に取り組んでいます。
相談などはしないで決めます。終わって全員のを発表、だまって見てもらいます。
次はもう一度一人ずつ改めて取合せた後に、私の方から補足やアドバイスなどさせてもらいました。
こころ落ち着かせて一人で外出の時、あるいはみんなで会食など楽しい時、梅の咲く頃のお出かけなど、、、それぞれが2パターンずつ考えてもらいました。
取合せも無限にありますが、たった2つの注意点だけ抑えることでとても良くなります。
色合わせに遊ぶだけではない、上質な力のあるもの同士を取り合わせることが最も重要な事です。
初心者ほど大事だと思います。今日話しきれなかったことは最終回で補足したいと思っています。
この日の私の取合せは、似合わない着物をカバーする時の参考例として度々着ている着物です。
着物が肌色と合わない場合も帯や帯揚げ、帯締を自分の肌と合う色に変えることでかなりカバー出来ます。着物姿は帯や小物にまず目が行くので、そこは洋服とちょっと違うところです。
草紅葉をイメージした着物に3シーズン使える藍の縞帯、ダークな色の帯締、帯揚げで秋の深まりを表してみました。
着物の取合せはまず自分の肌や髪の色との取合せから始まりますが、譲り受けた着物やいまいち似合わない着物、年齢で似合わなくなってきた着物を着ることもありますので参考にしてください。
日本の取合せは異なる素材や形、色、季節、場、心情などをものに託して静謐さの中にも深さや豊かさを盛り込みます。日本人の心意気や周りへの配慮なども含まれます。
そんな着物の取合せが出来るよう日々ものを見つめ、使いながら審美眼を磨きたいと思います。
着物は奥が深く簡単ではないけれど、必ず自分を成長させるものがあります。
紬塾で学ばれる方たちにはぜひ上質の着物をまとうことの一歩を踏み出してほしいと思います。
それはとても楽しいことです!
残りの3回にギューっと着るための大事な話が凝縮されています。
今回の「取合せの美」もそこに至るまでの肌着や腰紐、伊達締め、長襦袢などの素材選びの話などから始まり、最後は上モノの着物、帯、帯揚げ、帯締を実際に取合せてみるワークショップまで行いました。
毎回そうですが、話すことがたくさんあり、1時半から5時過ぎまで、途中の10分ほどの休憩以外はほとんど話し続けていて、終わったら喉が痛かったです。>o<
今期は全く着物を知らない方、着付け教室で着物の着方は習ったことのある人もほとんど詳しいことはわからない方ですので説明に結構難航します、、。(^_^;)
しかし、感覚的なものはお持ちですので取合せのワークショップでは素敵な取合せを考えてくださいました。
織り味のある2点の紬着尺と5本の帯を自由に選び、小物も取合せます。まずは頭の中だけのイメージで決めてもらいます。いつ、どこで、どんな心情、状況で・・。みなさん真剣に取り組んでいます。
相談などはしないで決めます。終わって全員のを発表、だまって見てもらいます。
次はもう一度一人ずつ改めて取合せた後に、私の方から補足やアドバイスなどさせてもらいました。
こころ落ち着かせて一人で外出の時、あるいはみんなで会食など楽しい時、梅の咲く頃のお出かけなど、、、それぞれが2パターンずつ考えてもらいました。
取合せも無限にありますが、たった2つの注意点だけ抑えることでとても良くなります。
色合わせに遊ぶだけではない、上質な力のあるもの同士を取り合わせることが最も重要な事です。
初心者ほど大事だと思います。今日話しきれなかったことは最終回で補足したいと思っています。
この日の私の取合せは、似合わない着物をカバーする時の参考例として度々着ている着物です。
着物が肌色と合わない場合も帯や帯揚げ、帯締を自分の肌と合う色に変えることでかなりカバー出来ます。着物姿は帯や小物にまず目が行くので、そこは洋服とちょっと違うところです。
草紅葉をイメージした着物に3シーズン使える藍の縞帯、ダークな色の帯締、帯揚げで秋の深まりを表してみました。
着物の取合せはまず自分の肌や髪の色との取合せから始まりますが、譲り受けた着物やいまいち似合わない着物、年齢で似合わなくなってきた着物を着ることもありますので参考にしてください。
日本の取合せは異なる素材や形、色、季節、場、心情などをものに託して静謐さの中にも深さや豊かさを盛り込みます。日本人の心意気や周りへの配慮なども含まれます。
そんな着物の取合せが出来るよう日々ものを見つめ、使いながら審美眼を磨きたいと思います。
着物は奥が深く簡単ではないけれど、必ず自分を成長させるものがあります。
紬塾で学ばれる方たちにはぜひ上質の着物をまとうことの一歩を踏み出してほしいと思います。
それはとても楽しいことです!