来週の「織り」に備えて織物設計をしてもらいました。
自分がつむぎ、前回桜で染めたベージュの糸の長さを織り幅で割り、使えるヨコ糸の越し数をまずだします。
濃い色の地糸と合わせ3寸の予定の長さの中にどのようにヨコ縞を入れていくかを考えてもらいます。
一分方眼紙に大まかに描き、あとは数字(糸の越し数)に置き換えて自分の糸をほぼ使い切るように調整します。
織ってみなければ、紙の上に描いてもわかりにくいのですが、全くの初心者がいきなり機に座ってアドリブでというのは難しく、前もって設計したメジャーをもとに織ることになります。
初心者向けに用意した織りやすい生糸使いのタテではなく、節糸、紬糸のタテ糸ですので織るだけでも注意を要します。
糸味だけでも十分布として見ごたえはありますので、デザインを頭で考えすぎたり懲りすぎたりせずに、糸の形を思い浮かべ大らかに設計すると良いと思います。
私が日々使っている大島の黒松でできたどっしりとした機で織ってもらいますす。
「織る」ということ自体を体感してもらいたいです。