「 朝起きたら 道に雪がうっすらと被っていたよ、」
「 ってか、ほんのさっき 降りだしたばかりみたいね！ 」
「 でも、この程度じゃ 寒いだけでつまんない！ 」
「 しかし、寒いね！ じっとしてると凍えてしまいそうよねー！ 」
「 ズシャー！ 横にスライドするアタイ！ 」
「 少しづつ雪が積もってきたみたいよ ♪ 」
「 ♪ あ～しあと続くーよー、どーこまっでっもー ♪ 」
「 野を越え 山こーえー、たーに越えて～ ♪ ってか！ 」
「 アタイの前には足跡は無い、アタイの後ろに足跡が出来る 」
「ああ、自然よ、 父よ！ アタイを一人立ちにさせた広大な父よ、」
「 なーんて、高村光太郎の書を真似てみたけど アタイったら 全然意味解んないしぃ！ 」
「 おっ！ 歩いて来た アタイの足跡が ちゃんと付いているわね 」
「 雪が消えると アタイの足跡も消えるのね、何だか寂しいわね、 」
「 アタイの大切な 雪山も凄く小さくなってきたし いよいよ冬もお終いのようね、 」
「 雪が消えて無くなる前にタップリと遊びましょー！ 」
「 雪の音が ザックザックのザックジャパンよ ♪ 」
「 ヨッシャ！ 外は寒いから 早く帰って ストーブに当たろうっと！」
「 ひー！ 寒い！ っつうの！ 」
「 だからー、寒いんだから 突っ立ってないで 早く戸を開けてよー、 」
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