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消費税5%に、自・公政権退場、核兵器廃止・自然・再生エネルギーで原発ゼロへ・憲法9条コワスナ。

消費増税再延期 社会保障と税の再考を

2016-06-03 10:34:28 | 消費税
東京新聞より転載
【社説】
消費増税再延期 社会保障と税の再考を

2016年6月3日

 安倍晋三首相が「公約」を覆し、再び消費税増税の先送りを表明した。限界が明白となったアベノミクスはやめ、税と社会保障の改革をやり直すべきだ。
 いくら世界経済のリスクを強調したところで、厳然とした事実は残る。それは「アベノミクスで増税できる環境をつくる」とした国民との約束を果たせなかったことだ。どうして増税に耐えうる経済環境ができなかったのか、社会保障と税の今後をどうすべきか。
◆アベノミクスは限界
 経済停滞の最大の理由は消費の伸び悩みだが、首相周辺は二年前の消費税8%への増税が引き起こしたと言い張った。しかし、これほどまでに長引くのは、他に原因があるからだろう。非正規雇用の拡大に伴い賃金全体が伸びていないこと、若年層の将来不安など格差拡大が背景にある。年収四百万~七百万円の「中間層」は細り、その下方の階層が厚みを増した。
 所得だけではない。貯蓄も三千万円以上の比率が上昇しており、アベノミクスが所得と資産の二極分化を生んできたことを統計は物語る。富が滴り落ちる「トリクルダウン」は虚妄でしかなかった。
 最大の眼目であったデフレ脱却も実現していない。それは「日銀の異次元の金融緩和」に依存するばかりで、経済の実力を高める「成長戦略」が一向に進まなかったからである。最も重要な成長戦略だが、官僚たちの予算要求の場と化しているのが実情である。
 第一の矢の異次元緩和も手詰まり感が見え、第二の矢の財政出動も増税延期でなお厳しくなる。それでも会見で「アベノミクスのエンジンを最大限ふかす」と力説する首相の姿は危うすぎる。
 消費税の10%への引き上げは、二〇一二年に当時の民主党政権だった野田佳彦首相が自民、公明と三党合意としてまとめた社会保障と税の一体改革が原点である。
◆崩壊した一体改革
 すなわち消費税の増税を財源に子育てや介護などの社会保障を充実する枠組みである。しかし、安倍政権が二度にわたって延期したことで、もはや理念も枠組みも崩壊したといってもいい。
 そもそも私たちは、今の消費税増税自体に反対してきた。それは前提となる社会保障の抜本改革が進まず増税だけが進むことを恐れるからだ。少子高齢化の進展で社会保障費は毎年一兆円ずつ増え続ける。給付を抑えないかぎり、いくら増税しても際限がないということになりかねない。
 国民に負担を強いる以上、国会議員も身を切る改革を行い、天下りなど利権に群がっていたシロアリ官僚も退治すると言明したが、その約束も果たされてはいない。
 「支払った消費税は社会保障サービスとして戻ってくる」などという甘言を聞く。本当にそうであるならば、国民の理解は進むかもしれないが実際はそうではない。
 「消費税は全額社会保障に充てる」のではなく、社会保障の充実には5%から10%に引き上げる5%のうち1%分だけだ。4%分は過去の財政赤字の穴埋め、将来世代へのつけ回し回避に使われる。
 消費税は「現役世代から高齢者まで広く薄く負担するから望ましい」といわれるが、それ以上に取りやすいからではないのか。忘れてならないのは低所得者ほど負担が重い逆進性があることだ。
 一体改革が事実上ほごにされ、負担と給付のバランスも崩れている以上、もはや税と社会保障制度を再構築すべきである。大前提となるのは、アベノミクスで失われてしまった再分配機能の強化であり格差是正の観点であることは言うまでもない。
 「富裕層は、負担を増やし給付は抑える」のが基本だろう。たとえば、富裕層は株の配当や譲渡益などの金融所得が大半だが、その税率は20%の分離課税で勤労所得にかかる所得税に比べ低すぎる。富める者がますます富む資本主義では、税の強力な再分配なしには格差は広がるばかりだ。
 一方で、社会保険料は所得に関係なく一律であり、消費税と同様、逆進性があるので見直すべきだ。さらに税と社会保険料の徴収を一手に担う歳入庁をつくる。法人から社会保険料の徴収漏れが減り、兆円規模の増収が見込めるはずだ。
◆成長戦略にすべきは
 アベノミクスは、法人税の引き下げや国家戦略特区など大企業を優遇する成長戦略が目立った。しかし、結局のところ、経営者も国民も景気回復に確信がもてないために賃金や設備投資、そして消費へと波及する好循環は生まれなかったのである。
 明らかになったのは、安心して働き暮らすための社会保障こそが冷えきった消費に火を付けられるということだ。社会保障の再構築を成長戦略の柱にすべきである。

消費税10%で負担倍の2万7千円? 財務相が答弁修正

2016-01-20 09:50:04 | 消費税
朝日デジタルより転載

消費税10%で負担倍の2万7千円? 財務相が答弁修正

横枕嘉泰2016年1月20日03時10分

図版
使うデータで異なる消費増税による年間の負担増と軽減税率導入による年間の負担軽減額
 2017年4月に消費税率を10%に引き上げた際の国民1人当たりの増税額について、麻生太郎財務相は19日の参院予算委員会で、これまで答弁してきた年額「1万4千円」から、倍近い「2万7千円」に変えた。計算方法を変更したためだが、野党側は「これまで負担を過少に見せかけていた」と反発している。

 麻生氏は答弁で「消費税収の見込み額は税率1%当たり約2・7兆円。機械的に算出すると軽減税率を導入して税率を10%に引き上げる負担増は1人当たり2万7千円程度と見込まれる」と述べた。これまでの国会答弁では「1万4千円」と繰り返しており、共産党の小池晃氏は「今までの2倍近い。政府の統計は信用できない」と反発。質疑は度々中断した。

 麻生氏の答弁変更は、算出の根拠を変えたことによるものだ。これまで政府は、総務省が毎月約9千世帯を対象に家計の内訳を報告してもらう「家計調査」をもとに計算し、負担増は1世帯当たり3万5千円、1人当たりでは1万4千円と説明していた。

 ところが今回は、軽減税率の導入に伴い、本来の税収より1兆円が減るとしていることと合わせる形で、税収見込み額から、軽減税率で税収が減る分などを引いて人口で割る手法で計算し直した。

 こうした混乱が生じたきっかけは、18日の参院予算委員会だった。

 安倍晋三首相は軽減税率の導入で、家計調査から推計した「1人当たり4800円」負担が軽くなると答弁した。だが、これに単純に日本の人口をかけると総額「約6千億円」となり、軽減税率の導入で、税収が減る分を「1兆円」とする政府見解と異なる。このため、小池氏が「なぜ差が出るのか」と追及していた。

 政府側はその場で明確な答弁ができず、19日朝、必要な財源について政府統一見解を公表。「消費税収の見込み額から政府の負担を控除したものに、家計調査から推計した消費支出額に占める軽減税率対象品目分の割合を乗じて、1兆円程度と見込んでいる」とした。財務省関係者は「家計調査はサンプル調査。全国民の負担額や軽減額などの実額は税収から計算した方がより適切」としている。

 昨年末の軽減税率導入の際、首相官邸が主導して「軽減税率1兆円」を決めたが、国民の負担額をどう算出するかなど精緻(せいち)な議論をしていなかったツケが回ってきたと言えそうだ。(横枕嘉泰)

消費税増税こそ問題なのに 「軽減税率」自公協議の茶番劇

2015-12-13 16:17:47 | 消費税
日刊ゲンダイより転載

消費税増税こそ問題なのに 「軽減税率」自公協議の茶番劇
2015年12月13日

公明党の井上義久幹事長(C)日刊ゲンダイ

 2017年4月の消費税率10%の引き上げと同時に導入される軽減税率の対象品目をめぐる自民・公明両党の協議が最終局面を迎えている。11日、対象を「生鮮食品」だけでなく、「食品全般」や「外食」に広げることで決着――との話が流れたが、夜になって「協議継続」が報じられた。だが、国民の税率負担を軽くするための真剣議論が続いていると思ったら大間違いだ。

 そもそも対象品目で自公両党がモメていること自体が壮大な茶番劇だ。ゴタゴタするなら消費税率を引き上げなければいい。国民にとっては、それが最善策だ。自公政権は消費税率の大幅アップを問答無用で決めながら、今さら「低所得者対策」もヘッタクレもない。自公協議は、来夏の参院選で公明党の協力を取り付けたい自民党が、公明党の「手柄」を“演出”しているだけ。最大の注目は、軽減税率の品目拡大で必要とされる1兆~1.3兆円規模の財源の捻出をどうするのか――ということだ。

1本当たり3円増という「たばこ税」増税もあるが、とりわけ許せないのが、低所得者の医療費などを国が補助し、自己負担額を軽くする「総合合算制度」の見送りだ。これで約4000億円を確保するというのだが、こんなバカな話はない。

 政府が消費税増税を決めた際のスローガンは「税と社会保障の一体改革」。今も内閣府のホームページには「消費税率引き上げによる増収分は全額社会保障へ」とハッキリ書いてある。弱者救済のための「総合合算制度」は、ズバリ社会保障制度そのものだ。それを中止して他の財源に充てるのはメチャクチャ。一体誰のため、何のために増税するのか理解不能だ。

 与党内で、国の外貨建て資産を管理する「外国為替資金特別会計」(外為特会)を財源に活用する案が浮上してきたというのも驚きだ。

「米国債中心の外為特会は、アベノミクスによる円安誘導効果で運用収益が膨らみ、剰余金は13年度決算で約3.2兆円、14年度決算で約3.4兆円にも上っています。『霞が関埋蔵金』とも呼ばれる『外為特会』の有効活用は、過去に民主党が選挙公約で掲げましたが、当時の自民党は『パフォーマンス』『根拠のない伝説』などと猛反発していた。最近の国会でも民主党が有効活用を求めたにもかかわらず、与党は知らんぷり。それが突然、『活用しろ』ですからビックリです」(経済ジャーナリスト)
自民党は米国追従の安倍政権に米国債売りを本当に迫れるのか。やれるものならやってみろだが、その場しのぎの与党の対応を見ていると、本気で財源を探せば見つけるのは難しくない、とも映る。そして、それは消費税を増税する必要が本当にあったのか――という根本的な疑問に直結するのだ。

「自公協議では、軽減税率の対象品目や財源の議論ではなく、今の予算の使い方が果たして適正なのか――から議論を始めるべき。そうしないと、今後、同じドタバタが繰り返され、結果的に弱者に対するシワ寄せが増えるだけ。目先のことに振り回されている与党対応が最大の問題です」(政治評論家の山口朝雄氏)

 自公の「場当たり協議」にダマされてはダメだ。

生鮮食料品8%据え置きでも負担増 年5万円超 どこが「軽減税率」?

2015-12-05 10:43:10 | 消費税
しんぶん赤旗     2015年12月5日(土)

生鮮食料品8%据え置きでも負担増 年5万円超

どこが「軽減税率」?

消費税増税で本紙試算

 政府・与党は、消費税率が10%に増税された際に「軽減税率」と称して食料品の税率を8%に据え置くことを検討しています。しかし、たとえ生鮮食料品の税率が据え置かれたとしても、消費税率10%への引き上げによって、1世帯(2人以上)平均で年間5万円以上もの負担増になることが本紙の試算でわかりました。


低所得世帯も2万1200円負担増

 税率据え置きの範囲をめぐっては自民・公明の両与党間で駆け引きが続いています。総務省の「家計調査」を用いて、消費税率が10%に引き上げられ、食料品の一部に税率据え置きが導入された場合に、1世帯当たりどれだけ消費税負担が増えるか、試算しました。

 2人以上の世帯の平均では、消費税が課税される支出は年間289万7000円です。税率据え置きが導入されなかった場合、消費税率引き上げ(2%分)による負担増は5万7900円となります。生鮮食品への支出は年間26万6000円なので、負担増は5300円程度となります。生鮮食品への税率据え置きが実施されたとしても、5万7900円との差額、5万2600円が負担増となります。公明党が主張している加工食品を対象に加えても、4万6400円の負担増です。

 8%への据え置きは低所得者対策にもなりません。年収200万円未満の世帯について試算すると、生鮮食品の税率が据え置かれたとしても2万1200円の負担増です。加工食品を加えても、1万7100円の負担増です。

 所得が伸び悩むもとで生活苦が続きます。食料品の税率を据え置いたところで、消費税を10%に引き上げれば、国民には耐えがたい負担増がのしかかることは明らかです。税率引き上げそのものをやめるべきです。


軽減税率は生鮮食品軸 自民税調「新聞・出版」も検討

2015-10-25 08:55:30 | 消費税
産経新聞より転載

軽減税率は生鮮食品軸 自民税調「新聞・出版」も検討

産経新聞 10月25日(日)7時55分配信

 自民党税制調査会が、消費税率10%引き上げと同時に導入する軽減税率の対象品目について、精米や刺し身、精肉などの「生鮮食品」に絞った案を軸に調整していることが24日、分かった。現行の8%税率に据え置くと3400億円の税収減になるが、医療や介護などの自己負担を軽くする「総合合算」と呼ばれる制度の導入を見送ることで生じる約4千億円の財源を充て、財政再建に配慮する。

 新聞と出版物(税収減は300億円程度)も対象に加えることを検討する。自民党税調は、消費税増税時に税率を低く抑える軽減税率の導入に際し、税収減を穴埋めする同規模の代替財源の確保が不可欠との立場。宮沢洋一会長は、消費税増税を決めた際の「社会保障と税の一体改革の枠内で制度設計を行う」と強調。消費税率10%引き上げに伴う約5・4兆円の税収増加分は全額を社会保障に充てることが決められており、適用範囲を広げれば、既定の社会保障充実施策に使えるお金が減るためだ。

 このため、自民党税調の検討では、社会保障と税の一体改革の枠組みの中での仕組みにとどめ、制度の詳細が固まっていなかった社会保障の負担軽減策である「総合合算」の導入を見送る代わりに、その財源の範囲内で軽減税率を導入する方向で調整する。当初は「精米」に絞る案もあったが、負担軽減効果が薄いとして、生鮮食品に広げた。対象は財源確保策をにらんで段階的に広げる方針だ。

 これに対し公明党は、買い物時の負担が緩和されないとして、消費税増税時の対象品目をなるべく広げたい考え。「酒類を除く飲食料品と新聞・出版物」か、そこから外食を除いた案を主張する。これに8%税率を適用すると1・3兆~1兆円の税収減になる見込みで、総合合算を見送っても財源が足りない。公明党はたばこ税や所得税の増税などで積み増したい考えだが、自民党は否定的だ。

 自公は27日に与党協議を再開。11月中旬までに対象品目や財源など軽減税率制度の詳細を固め、年末の税制改正大綱に盛り込む。

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最終更新:10月25日(日)8時48分

消費税10%「予定通り」 首相、経済最優先を強調

2015-09-25 15:33:11 | 消費税
東京新聞より転載

消費税10%「予定通り」 首相、経済最優先を強調

2015年9月25日 朝刊

 安倍晋三首相は二十四日、自民党の両院議員総会で、正式に党総裁に再選された。首相はこの後党本部で記者会見し、二〇一七年四月の消費税率10%への引き上げについて「リーマン・ショックのようなことが起こらない限り、予定通り実施する考えに変わりはない」との方針を示した。経済最優先に取り組む考えを強調し、国内総生産(GDP)を六百兆円とする目標を掲げた。
 首相は再増税について「世界に冠たる社会保障制度を次の世代に引き渡す責任を果たさなければならない」と必要性を説明。軽減税率の導入については、与党に具体的な案の検討を進めるよう求めた。
 今後の政権運営については「アベノミクスは第二ステージへ移る。目指すは一億総活躍社会だ」と表明した。
 新たな「三本の矢」として、強い経済と子育て支援、社会保障を挙げた。目標にしたGDPを六百兆円とするには、一四年度の名目GDP四百九十兆円から百兆円以上増やす必要がある。
 子育て支援では、現在一・四程度の出生率を一・八程度に回復させると説明。「少子高齢化に歯止めをかけ、五十年後も人口一億人を維持する」と述べた。
 社会保障では「介護離職ゼロ」を打ち出した。最近の調査で介護離職者が年間十万人を初めて超えたと指摘し、介護施設の整備や介護職員の育成を進めると説明した。
 総裁選は八日に告示され、首相が無投票再選された。任期は二〇一八年九月までの三年間。

国民の多く、2%全額は戻らぬ仕組み…財務省案

2015-09-08 08:18:57 | 消費税
読売新聞より転載
国民の多く、2%全額は戻らぬ仕組み…財務省案
読売新聞 9月8日(火)3時14分配信

 
国民の多く、2%全額は戻らぬ仕組み…財務省案

 消費税率を8%から10%に引き上げる際の負担緩和策として財務省が検討している原案に、所得の多い少ないに関係なく、給付に一律の上限額が設けられることが明らかになった。

 国民の多くにとって、税率2%分の金額が戻ってこない仕組みとなる。

 財務省原案は、2017年4月の増税時に、「酒類を除く飲食料品」(外食を含む)について2%相当額を後で給付するとしている。買い物時に、金額のデータを共通番号制度のマイナンバーカードを通じ、政府が新設するデータセンターに保存。たまった金額を後から支払う。

 上限額を設定するのは、財務省が消費増税の負担緩和策にともなう財源をできる限り抑えたいためだ。

 増税分の2%を全額給付するには、年間約1兆3000億円の財源が必要となる。給付を一定額で打ち切れば、財源は大幅に抑えられる。給付上限額は年間数千円程度を想定しており、その場合の財源は数千億円程度とみられる。税率2%分を全て戻すのに比べ、半分程度で済む計算だ。

レタス 7.5%高 塩シャケ26%高 家計直撃

2014-11-10 14:31:33 | 消費税

日刊ゲンダイより転載

  • 日刊ゲンダイ|レタス75%高、塩サケ26%高…家計直撃「超 ...

    www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154796
     
     
    2014年11月9日. (C)日刊ゲンダイ ... 安倍政権が発足した12年12月のドル円相場は1ドル=85円水準だったが、現在は7年ぶりとなる115円前後。実に30円、率にして ... 総務省の消費者物価指数(9月分)をみると、それがよく分かる。全体の物価上昇率は  ...

原発輸出 承認へ 民主賛成、一部造反

2014-04-05 09:34:01 | 消費税
東京新聞より転載
原発輸出 承認へ 民主賛成、一部造反

2014年4月5日 朝刊


衆院本会議を欠席し、空席のままの日本維新の会の石原共同代表の席(左)と民主党の菅元首相の席(右から2席目)=4日、国会で

 トルコとアラブ首長国連邦(UAE)への原発輸出を可能にする原子力協定の承認案は四日、衆院本会議で自民、公明、民主各党などの賛成多数で可決、参院に送付された。採決をめぐっては、原発の輸出政策で賛否が割れる民主党で、脱原発を唱える菅直人元首相らが党方針に反して本会議を欠席。自民党からも、政府のエネルギー政策に批判的な議員が議場から退席した。
 原子力協定は、相手国に提供する関連技術や資材の利用を平和目的に限定する取り決めで、原発輸出を行う前提となる。日本維新の会、みんなの党、結いの党、共産党、生活の党、社民党は反対した。
 民主党では二〇三〇年代に原発稼働ゼロを掲げる党の公約と、原発輸出を推進する協定内容が矛盾するとして、賛否が割れていた。対応を一任された海江田万里代表は野田政権時代にベトナムなど四カ国との協定に賛成した経緯を踏まえ「消極的賛成」を決めていた。
 この日は承認案に反発する同党議員のうち、菅氏のほか篠原孝、辻元清美、福田昭夫の三氏が本会議を欠席。生方幸夫、近藤昭一両氏が採決前に退席した。生方、近藤両氏は退席後、記者団に「原発輸出につながる協定には賛成できない」と述べた。辻元氏の事務所は欠席理由について「反対の意思表示と受け取って構わない」と明言。菅、篠原、福田の三氏は「体調不良」を欠席理由としている。
 自民党では脱原発を唱える秋本真利氏が採決時に退席したが、記者団には無言だった。承認案に反対だった日本維新の会は、原発推進を主張する石原慎太郎共同代表が「胸部の打撲」を理由に本会議を欠席した。
 両国との協定承認案は昨年秋の臨時国会に提出されたが、特定秘密保護法の審議を最優先する与党方針で、採決は見送られた。今国会でようやく実質審議に入ったが、原発輸出をめぐる質疑を衆院外務委員会が行ったのは今月二日の一日だけだった。
 承認案は参院でも審議されるが、憲法の規定で衆院の議決が優先されるため承認は確実。第二次安倍政権では初の承認となる。

消費税8%、不安 怒り 大増税路線ストップくらし守る共同を

2014-04-02 16:21:49 | 消費税
しんぶん赤旗          2014年4月2日(水)
消費税8%、不安 怒り

大増税路線ストップくらし守る共同を

東京・新宿 志位委員長が緊急街頭演説

 「年金は下がる。ますます苦しくなる」「懸命に税金を納めてきたのに、踏んだり蹴ったりだ」―安倍内閣が消費税率を8%へ引き上げる大増税を強行した1日、列島各地で不安と悲鳴、怒りの声が渦巻きました。日本共産党は同日、全国各地で消費税増税の強行に断固反対し抗議するいっせい宣伝を実施。東京・JR新宿駅西口では志位和夫委員長が街頭演説しました。道行く人たちが次々足をとめ聞き入りました。消費税廃止各界連などの各団体も各地で宣伝を行いました。


(写真)消費税増税反対を訴える志位和夫委員長=1日、東京・新宿駅西口
 緊急の街頭演説にのぞんだ志位委員長は、「消費税増税を強行した安倍自公政権の暴挙に対して、断固として抗議の声を突きつけたい。国民の怒りを総結集して消費税大増税路線をストップさせ、あらゆる分野で暮らしを守る運動をおこそう」と訴えました。

 志位委員長はこのなかで、8兆円を上回る史上空前の大増税が国民の暮らしと営業にもたらす破壊的影響を厳しく告発するとともに、自民、公明、民主などの増税推進勢力が「増収分をすべて使う」と宣伝してきた社会保障分野は、年金の連続削減をはじめ「給付削減」と「負担増」が目白押しになっていると指摘。「国民に耐え難い大増税を押し付けたうえ、ウソの宣伝でごまかすなど許されない。史上空前の増税を推進してきた勢力に抗議の声を集中し、国民の厳しい審判を下そう」と呼びかけました。

 庶民からしぼりあげた税金を、大企業減税と巨大開発、軍拡予算に流し込む―。消費税大増税の正体をズバリ指摘した志位委員長は、来年10月の10%引き上げを前に「いま声をあげなければ際限のない『増税地獄』に引き込まれてしまいます。消費税大増税路線ストップ―この声を突きつけよう」と力説しました。

 そして、安倍内閣が狙う医療・介護や労働者派遣法の大改悪にも言及し、「増税反対のたたかいと一体に、あらゆる問題で、暮らしを守る運動を草の根から全国でつくっていきましょう」と訴えました。

 そのうえで志位委員長は、消費税に頼らずに経済・財政危機を打開する道―(1)「応能負担」の原則にたった税制改革(2)国民の所得を増やす経済改革―に踏み出すよう提案し、消費税を5%に戻し、将来的には廃止する展望を示しました。「改革を実行するためには『財界中心』から『国民の暮らし第一』へ切り替える政治の大転換が必要です。日本共産党はその先頭に立ってがんばります」と表明しました。

あきらめず声をあげよう

老いも若きも安心して暮らせる世の中を 最低年金月七万円 戦争する国つくりダメダメ 投票に行かなければ何も変わらない