東京新聞より転載
民主・維新が統一会派で合意 衆院90人超の勢力に
2015年12月8日 朝刊
民主党の岡田克也代表=写真(右)=と維新の党の松野頼久代表=同(左)=は七日、国会内で会談し、来年一月四日召集予定の通常国会に向け、年内に衆参両院で統一会派を結成することで合意した。来週にも両院に届け出る。「一強多弱」と呼ばれる国会で衆院では野党第一、第二党が統一会派を組むことで、九十人超の規模の勢力となる。 (宮尾幹成)
国会では会派の所属議員数に応じて各委員会の委員長や委員数、質問時間の割り当てが決まる。人数が増えることで、ポスト配分や国会運営を有利に運ぶことができる可能性がある。
党首会談では「現実的な外交安全保障」など、七項目の基本政策を共有することも確認した。基本政策案には「立憲主義の確立」「二〇三〇年代の原発ゼロ」「身を切る改革」なども盛り込まれた。今後、政策を共有する他の野党や無所属の議員にも、統一会派への参加を呼びかけていく。
岡田氏は会談後、「考え方が近い両党が政策、理念を共有して、連携して(政府・与党に)立ち向かっていきたい」と記者団に述べた。松野氏は「一強多弱の状況で緊張感のある国会を実現するには、野党がばらばらでは太刀打ちできない」と、統一会派の意義を強調した。
将来の新党結成に関しては、松野氏は「新党を目指していきたい」と期待感を示した。一方、岡田氏は「国会内の行動が一致結束できるかがまず試される」と述べるにとどめた。
現在、民主の衆院会派は七十一人(川端達夫副議長を除く)、参院会派は五十九人(輿石東副議長を除く)。維新の衆院会派には四十人が所属するが、除名・離党した議員を除く二十一人が民主と統一会派を組めば九十二人の勢力になる。参院で維新の党籍を持つ「維新の党(参議院)」の五人が民主と統一会派を組めば六十四人になる。
民主・維新が統一会派で合意 衆院90人超の勢力に
2015年12月8日 朝刊
民主党の岡田克也代表=写真(右)=と維新の党の松野頼久代表=同(左)=は七日、国会内で会談し、来年一月四日召集予定の通常国会に向け、年内に衆参両院で統一会派を結成することで合意した。来週にも両院に届け出る。「一強多弱」と呼ばれる国会で衆院では野党第一、第二党が統一会派を組むことで、九十人超の規模の勢力となる。 (宮尾幹成)
国会では会派の所属議員数に応じて各委員会の委員長や委員数、質問時間の割り当てが決まる。人数が増えることで、ポスト配分や国会運営を有利に運ぶことができる可能性がある。
党首会談では「現実的な外交安全保障」など、七項目の基本政策を共有することも確認した。基本政策案には「立憲主義の確立」「二〇三〇年代の原発ゼロ」「身を切る改革」なども盛り込まれた。今後、政策を共有する他の野党や無所属の議員にも、統一会派への参加を呼びかけていく。
岡田氏は会談後、「考え方が近い両党が政策、理念を共有して、連携して(政府・与党に)立ち向かっていきたい」と記者団に述べた。松野氏は「一強多弱の状況で緊張感のある国会を実現するには、野党がばらばらでは太刀打ちできない」と、統一会派の意義を強調した。
将来の新党結成に関しては、松野氏は「新党を目指していきたい」と期待感を示した。一方、岡田氏は「国会内の行動が一致結束できるかがまず試される」と述べるにとどめた。
現在、民主の衆院会派は七十一人(川端達夫副議長を除く)、参院会派は五十九人(輿石東副議長を除く)。維新の衆院会派には四十人が所属するが、除名・離党した議員を除く二十一人が民主と統一会派を組めば九十二人の勢力になる。参院で維新の党籍を持つ「維新の党(参議院)」の五人が民主と統一会派を組めば六十四人になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます