東京新聞より転載
柏市農業の株上げよう 全国有数の収穫量 カブ味ソフト発売
2014年1月21日
今月から販売が始まったカブソフト。やさしい甘みが特長
柏市の農家や飲食店が、地元産のフルーツや野菜を使ったソフトクリームの開発に取り組んでいる。今月には、柏が全国有数の収穫量を誇るカブ味を発売。地産地消のオリジナルのソフトクリームは、柏の農業の株(カブ)を上げられるか-。 (三輪喜人)
今月中旬から販売が始まったカブソフト。柏産のカブをペースト状にしてミルク味のソフトに練り込んだ。一口食べるとカブとミルクのやさしい甘みが口に広がる。乾燥させた塩味の葉を上にふりかけ、味と見た目のアクセントを付けている。
「初めは野菜のソフトなんておいしそうじゃないと思ってたけど、いける。意外性も売り」。販売する道の駅しょうなん(柏市箕輪新田)のレストラン社長鹿間憲一さん(44)は胸を張る。
地元産食材を使ったソフトクリームの開発は、市内の農家と鹿間さんらが協力し、二〇一二年秋ごろから始まった。農家にとっては、形が悪いだけで廃棄処分になる規格外の果物を生かせる。飲食店も地産地消の商品で特色を出せる利点がある。
まず昨年三月、イチゴソフトの販売にこぎ着けた。新鮮なイチゴをふんだんに使い、売れ行き好評だった。そして期間限定のブルーベリー、ナシが次々と販売された。
第四弾となるカブ味は、柏市在住で当初から開発に携わるフードコミュニケーター森脇菜採(なつみ)さん(39)が「柏を代表する野菜のカブを使ったソフトがどうしても作りたい」と熱望して企画された。
農林水産省によると、〇六年の柏のカブの収穫量は全国一の一万五千トンで、全国のシェア10%を占めた。カブも廃棄処分の多さが課題で、市内には毎日トラック一台分を捨てざるを得ない農家もある。
また、東京の市場に出荷されることが多く、全国有数の生産地なのに地元ではあまり食べられていない。
そういった現状を地産地消で変えようとカブソフトが誕生した。森脇さんは「農業を取り巻く環境は厳しいが、農家を応援し、柏の農業のPRにつながれば」と期待している。一個三百五十円で三月末まで販売する。問い合わせは、レストラン=電04(7192)3277=へ
柏市農業の株上げよう 全国有数の収穫量 カブ味ソフト発売
2014年1月21日
今月から販売が始まったカブソフト。やさしい甘みが特長
柏市の農家や飲食店が、地元産のフルーツや野菜を使ったソフトクリームの開発に取り組んでいる。今月には、柏が全国有数の収穫量を誇るカブ味を発売。地産地消のオリジナルのソフトクリームは、柏の農業の株(カブ)を上げられるか-。 (三輪喜人)
今月中旬から販売が始まったカブソフト。柏産のカブをペースト状にしてミルク味のソフトに練り込んだ。一口食べるとカブとミルクのやさしい甘みが口に広がる。乾燥させた塩味の葉を上にふりかけ、味と見た目のアクセントを付けている。
「初めは野菜のソフトなんておいしそうじゃないと思ってたけど、いける。意外性も売り」。販売する道の駅しょうなん(柏市箕輪新田)のレストラン社長鹿間憲一さん(44)は胸を張る。
地元産食材を使ったソフトクリームの開発は、市内の農家と鹿間さんらが協力し、二〇一二年秋ごろから始まった。農家にとっては、形が悪いだけで廃棄処分になる規格外の果物を生かせる。飲食店も地産地消の商品で特色を出せる利点がある。
まず昨年三月、イチゴソフトの販売にこぎ着けた。新鮮なイチゴをふんだんに使い、売れ行き好評だった。そして期間限定のブルーベリー、ナシが次々と販売された。
第四弾となるカブ味は、柏市在住で当初から開発に携わるフードコミュニケーター森脇菜採(なつみ)さん(39)が「柏を代表する野菜のカブを使ったソフトがどうしても作りたい」と熱望して企画された。
農林水産省によると、〇六年の柏のカブの収穫量は全国一の一万五千トンで、全国のシェア10%を占めた。カブも廃棄処分の多さが課題で、市内には毎日トラック一台分を捨てざるを得ない農家もある。
また、東京の市場に出荷されることが多く、全国有数の生産地なのに地元ではあまり食べられていない。
そういった現状を地産地消で変えようとカブソフトが誕生した。森脇さんは「農業を取り巻く環境は厳しいが、農家を応援し、柏の農業のPRにつながれば」と期待している。一個三百五十円で三月末まで販売する。問い合わせは、レストラン=電04(7192)3277=へ
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