河北新報より転載
<衆院選>比例票獲得へご当地前面 秋田共産
衆院選(2日公示、14日投開票)で秋田県内の全3選挙区に候補を立てる共産党が、比例票の掘り起こしにひときわ力を入れている。比例東北ブロックの名簿1位に登載される前議員は能代市生まれで大館桂高出身。「ご当地候補」の必勝と、小選挙区の戦いへの連動に活気づく。
「前議員は地元中の地元候補。議席の死守と選挙区での議席挑戦に頑張る」。能代、大館を抱える2区の新人陣営はメンツを懸けた奮闘を誓う。
女性新人を擁立する3区の陣営も「選挙区全体で、前回の倍以上の2万票を超えたい」と強気の目標を設定する。共産は昨年の参院選で全国の議席を3から8に伸ばした。躍進の勢いを駆り、秋田県内では2、3区を中心に比例票の獲得に主眼に置く。1区には町議7期、県議3期を務めた新人を擁立。知名度を武器に比例との相乗効果を狙う。
前回2012年の衆院選で、県内で獲得した比例票は約2万7000。3万票台に乗せた第三極の日本未来の党やみんなの党の後じんを拝した。
比例に立つ前議員は当選4回。秋田とのつながりを前面に出すことで基礎票を固め、さらに前回第三極に流れた浮動票の取り込みを図る構えだ。党県委員会の米田吉正委員長は「まずは比例東北で前議員の安定的な当選を果たし、次回の複数議席確保につなげたい」と力を込める。
2014年12月01日月曜日
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