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命つないだ神戸のリンゴ ユダヤ難民4600人支える

2015-10-28 18:10:29 | 日記
朝日デジタル
命つないだ神戸のリンゴ ユダヤ難民4600人支える
大川洋輔、金井和之2015年10月28日17時25分

 
神戸に逃れてきたユダヤ人にリンゴを配る牧師たち=斉藤真人さん提供

 第2次世界大戦中、外交官だった故・杉原千畝(ちうね)氏が発給した「命のビザ」でナチス・ドイツの迫害を逃れてきたユダヤ難民を、神戸で支えた人たちがいた。米国のホロコースト博物館でボランティア講師をしているユダヤ人男性とその妻が27日、神戸を訪れ、当時の支援者の娘らに感謝を伝えた。

 「あなたたちの支援を永久に忘れません。心の底からありがとうと伝えます」

 米国に住むサイ・スタットマウアーさん(72)とジョアンさん(71)夫妻は、神戸市灘区の筒井篤子さん(91)らに語りかけた。夫妻は杉原氏のビザで救われた先人の足跡をたどり、ゆかりの人に謝意を伝えたいと来日した。

 1940年、リトアニア領事代理だった杉原氏は、ユダヤ難民に外務省の指示に反して日本通過ビザを発給。6千人ともいわれる人が欧州から福井・敦賀にたどり着いた。このうち約4600人が米国などへ渡る前、ユダヤ人コミュニティーがあった神戸に一時滞在したとされる。

 筒井さんの父、故・斉藤源八さんは当時、今の神戸市長田区にあった教会の牧師。斉藤さんらはユダヤ難民にリンゴを配るなどの支援を続けたという。当時は学生だった筒井さんは、「父はユダヤの人たちが国を持てるよう祈っていました。私も当時、神戸港から出航するユダヤの人を教会の人たちと見送りました。(迫害から逃れて神戸に来た)ユダヤの人たちはとても朗らかでした」と振り返る。

 ユダヤ難民の大半は41年秋ごろまでに出国。翌年春に斉藤さんは特高警察に逮捕され、その後に教会も閉鎖された。

 だが、神戸でのユダヤ難民支援について、神戸市がまとめた市史に記述はなく、公的な記録はほとんど残されていないという。神戸のユダヤ人コミュニティーを研究し、今回、両者の面会を橋渡しした元神戸女子大非常勤講師の岩田隆義さん(74)は、「証言者も少なくなり、ユダヤの人たちが神戸に残したかすかな痕跡は今たどらなければ失われる。未来の人々にしっかり伝えていくのが我々の役目だ」と訴える。(大川洋輔、金井和之

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