八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

お軸のお手入れ

2016-07-02 08:00:38 | 日記
先日、前にお話しした波切不動さまが立派に表装しなおされ戻ってこられました!

戦前からお参りするために掛けっぱなしの状態でよく保たれたと言った感じでしたが、その分
『本当によく拝みこまれてるなあ~。』と感心されましたが…。

先日の波切不動さまは表装されてましたが、昨日、信者さんが持ってこられた宇佐七福神のお軸は仮表装のままだったので紙がボロボロで開くのも大変でした。

此方も毎日必ず寝る前にお参りされてたとのことです!

お寺でお預かりし後日お供えものを持ってきてもらい一度御心を抜いて神の世界に還っていただき京都に修復に出すことを話し合いました!

『西日の当たるお部屋で網戸にいつもしていたこと等が原因かなあ?』

『綺麗になって帰ってこられたらコップに水を入れて置いておいた方がいいよー。乾燥してパリパリやったよー。』とお話ししてかえられました!

拝む対象になってる掛け軸は出しっぱなしなので痛みやすいのかも知れません。乾燥してボロボロの方がおおいですね。

線香で真っ黒になったり。

また、逆に天袋や押し入れに入れたままの方はカビだらけや染みになってます。

梅雨があけたら虫干しの代わりにお部屋で掛けてみてはいかがですか?

お寺では一年に一度奉るためにかけたり。

梅雨明けに虫干ししたりしてますよ!


信者サンの家にて『バアちゃんと母がよく参ってましたが何が何かわからんから見てください』と言われ伺ったら掛けっぱなしのお軸の裏はゴキブリの卵で大変なことになってました!
『触らぬ神に祟りなし!』と思ってる方も多いようです!


『お掃除させてもらいますね。』と手を合わしお掃除するのは大切ですよ!

『西郷隆盛サンの額もボロボロですてる!』
といった方もおられました。

皆さん一度お手入れされてみてください。御先祖様が大切にされたものも有りますよね。