人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

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ノロ 【1】

2020年12月05日 00時00分18秒 | 日記

   ノロとは

沖縄の信仰における女司祭、神官、巫(かんなぎ)

 

地域の祭祀を取り仕切り

御嶽を管理する、ヌール、ヌルとも言う

 

琉球国王尚真王(1477年~1526年)の

時代に制定されたと言われている 神職

 

沖縄の信仰はアニミズムと

祖霊信仰を基本とするもので

 

海の彼方のニライカナイと

天上のオボツカグラの他界概念を想定する

 

これらの他界に太陽神(ティダ)を

始めとする多数の神が存在し

 

また生者の魂も死後にニライカナイに渡って

肉親の守護神になるとされる

 

こうした神々は

時を定めて現世を訪れて豊穣をもたらし

人々を災難から守護すると考えられている

 

宗教概念上「ノロ」はこれら沖縄の神々と

交信することが出来る存在であり

 

また祭祀の間はその身に神を憑依し

神そのものになる存在とされている

 

そのため、「ノロ」は

神人(かみんちゅ)とも呼ばれる

コメント (5)
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