人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

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ノロ 【2】

2020年12月10日 00時00分15秒 | 日記

  ノロは、世襲制で

ノロ殿内(どぅんち)の家系から出ることになっている

 

ノロの多くは、王府より任命され

各地域を統治する按司(あじ)の

肉親(妹、姉、妻)と考えられている

 

これは、沖縄の信仰の背景にある

「おなり神」信仰に由来すると考えられている

 

新たなノロの就任に当っては

久高島のイザイホーに代表されるように

それぞれの地域で認証儀礼があった

 

ノロは原則として終生職であるが

三代後(祖母から孫娘)に霊格である霊威(セジ)が

引き継がれると考えられている

 

ノロには決まった服装はないが

着流しの白装束であることが多い

 

また草の冠(神カムリ)などの草装も見られる

そうした異形の装束は神が憑依していることを

意味している

 

また装身具として

勾玉を身に着けることも多く見られる

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