人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

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ノロ 【4】

2020年12月20日 00時00分15秒 | 日記

  聞得大君とは

尚真王の治世に、全国の神女体制を整理し

 

沖縄の信仰と

統治機構を一体化した全国的な祭政一致を確立した

 

「ノロ」という呼称はその時に

神職の正式名称として制定されたものだが

 

祭祀制度そのものはそのとき初めて

制定されたものではなく

 

以前から各地域に女司祭がおり

各地域の祭祀を行っていたと考えられている

 

尚真王はすでにあったものを整備し

中央集権的に階層化したのである

 

ノロにあたる女祭司を総称して便宜上「神人」と通称される

 

尚真王時代に

全国のノロの頂点として制定されたのが

「鳴響む精高子(とよむせだかこ)」

(名高き霊力溢れる君)の

異名を持つ聞得大君だった

(聞得大君は「最も名高い君」と言う意味)

 

聞得大君は琉球王国を

守護する国王の「おなり神」であり

王国守護し豊穣をもたらす「おなり神」とされた

 

事実、初代の聞得大君は

尚真王の妹である

コメント (3)
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