青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

“大阪万博” に夢はあるか?

2024-05-14 | 昭和・懐かしい北摂の風景

来年の大阪万博が何かと物議を醸していますが、今更何を言っても開催は中止になりません。それが分かっていて中止を叫ぶのは愚の骨頂。どんな万博にするのかを真剣に考えるべきです。また、どう考えてもロクでもないイベントであるなら、どうすれば少しでも利益が出るのかを考えるべきでしょう。

昭和45年(1970年)の「日本万国博覧会」は3月15日(日)~9月13日(日)の183日間。入場者は6421万8770人に上り、入場料は大人(23歳以上)は800円、青年(15~22歳)は600円、小人(4~14歳)は400円でした。

この写真のような混雑ぶりが開催期間中続いたのですが、それだけ夢があったのでしょう。僕はまず、肌の色の違う人々を目の前で見たのが初めて、いろんな国の聞いたことが無い言葉が耳に入って来たのも人生初の経験でした。目当ては「月の石」。他にも見るモノ全てが輝いていました。でも、その時キラキラ輝いていたものは、今では全部誰もが知っているものばかり。昔もテレビはあったけれど白黒で、洋画を見ても肌の色は分からなかった。セリフも吹替で英語は聞けなかったのです。

ネットで未成年でもヌードではなく、性行為すら見れてしまう今の世の中。わざわざ足を運んでまで子供たちがわくわくする夢が、今度の大阪万博にあるのでしょうか?だから子供たちを無料招待と言っても、ガス漏れが危ないので行くかどうか・・を理由にして学校側が喜びもしない。

万博会場内には電気自動車もあり、会場周囲を回る写真のモノレールにも子供たちの歓声が上がりました。

右から左に書くアラビア文字、暗号のような文字が沢山目に入ってくる中、このイギリス館は逆に新鮮でした。中央にある4本の柱からワイヤーで建物を吊り下げる構造が特徴で、空中に浮かんでいるように見えたのが凄かった。「英国」と書かれた漢字が和風で面白い。

この写真はカナダ館。鏡張りの建物で四方を囲まれていて、これも綺麗に輝いていました。そして、ここに行くとメープルリーフのピンバッジが貰えて、とても嬉しかった。サウジアラビア館で貰った、サハラ砂漠の砂も嬉しかったことを忘れません。

大人がいろいろ言っていますが、今度の万博、子供たちが見たいのか?楽しいのか?そこに夢が詰まっているのかどうかが1番大切だと思います。そういう視点でもっと次世代のことを考えて欲しい。育児手当とか、大人の懐具合のことばかり議論しても世の中は良くならないと思います。

 



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