青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

選挙もCMも “名前の連呼!”

2024-05-08 | 昭和・思い出は色褪せない

最近はTV番組をほとんど見なくなりましたが、見ていて思うのはコマーシャルが昔と随分変わったこと。オシャレで人気のCMと言えば、ウイスキーやタバコのCMが定番でしたが、今はそういうCMは流れていません。自動車のCMさえ見掛けない。スマホやゲームの宣伝ばかりです。

もう1つ昔と違うのは、最近は最後まで見ても何の宣伝なのか分からないコマーシャルが多い事。昔はとにかく会社名や商品名を連呼するCMが多く、50年以上経った今でも、忘れられない記憶に定着したCMソングも少なくなりません。「ロート、ロート、ロート、ロート製薬♪」や「明るいナショナル、みんな家中なんでもナショナル♪」「タケダ、タケダ、タケダ~♬」のタケダ製薬など、人気番組を一社提供してオープニングでこういう曲を流していたので、嫌でも記憶に残っています。

それと同じように名前をとにかく売り込むのが、選挙でした。

この写真は大阪府池田市五月丘の昭和38年(1963年)、市議・市長選の投票所付近の家族連れ。周囲は全てをかき消すように、候補者名のビラで一杯です。ところがこれ、当時の選挙制度上、何の問題もありませんでした。選挙になれば普通に目にする、今ではあり得ない光景です。

「とにかく名前を売り込む」ことが、当時は重視された時代でした。

 


“ゴディパン” ~ゴディバが発売のパンです!

2024-05-07 | 日記
ゴディバと言えばチョコレートですが、そのゴディバ(英語発音はゴダイバです‼)が、菓子パンを出しているのをご存知ですか?
 
これが正真正銘ゴディバのパン、「ゴディパン」です‼ 
 
 
冗談のような本物があるんですね~🤣
 
ところが、値段を聞くと冗談ではすまされません。昨日5月6日から数量・期間限定で販売がスタートした、この「あんみそショコラぱん」は、3個入りで何と1,620円です。
 
 
チョコレートに、つぶあんや味噌だれ、くるみなど、食感や味わいの異なる素材を合わせ、チョコレートチップを練りこんだやわらかい生地で焼きあげたパン。仕上げに加えたのは、なめらかなチョコホイップ。本当に美味しかったです。話のネタにぜひ1度どうぞ! 

“トップホットシアター” ~HEPナビオ横にヌード劇場?

2024-05-06 | 昭和・懐かしい大阪の風景

梅田のど真ん中、HEPナビオの隣にヌード劇場があったと言えば驚きませんか?それも昭和44年1969年3月まで営業していたのです。名前は「OSミュージックホール」で、「トップホットシアター」のビルの中にあったのです。どれだけの人がそんなことを知っているでしょう?

そのヌード劇場が閉鎖し、1部改装をして昭和44年(1969年)4月にオープンしたのが「トップホットシアター」です。写真は昭和50年(1975年)撮影です。

こけら落としには参議院議員だった横山ノックが祝辞を述べたことでも分かるように、「トップホットシアター」は演芸場で、写真を見れば分かるように『コマ・モダン寄席』の看板をあげていました。道路を挟んだ「うめだ花月」の吉本新喜劇に対抗して、「コマ新喜劇」の公演を行っていたがテレビ中継が無く、集客に苦戦しました。

昭和52年(1977年)に閉鎖され、建物は東宝が経営するOSMビルとして残っていましたが、2016年8月解体工事が始まりました。なお、裏の楽屋入口跡は解体まで残っていた。上の写真をご覧下さい。HEPナビオを都島通りから(昔OS劇場や梅田花月があった場所から)見た場所に、トップホットシアター跡は2016年の最近まであったのですが、意外なほど大きな人が、この劇場のことを知らないことに驚きます。

確かここには解体前、「揚子江ラーメン」等の飲食店がありました。

 


映画は劇場で楽しみました!~OS劇場

2024-05-05 | 昭和の映画館

名探偵コナン「100万ドルの五稜星」が大ヒット中のGWです。昔は定番の映画と言えば、洋画もしくは時代劇、そして「男はつらいよシリーズ」が興行的には強かった。そして邦画の超大作と言えば黒澤明監督で、その動きは世界からも注目されていました。1980年に「影武者」が公開された時は、日本映画歴代興行収入の1位に輝きました。

そして、その記録を塗り替えて1位に輝いた作品が、1983年公開の「南極物語」で、配給収入は59億円。写真は昭和58年(1983年)の8月、大阪・OS劇場に出来た行列です。僕が興行収入に関心を持ち、覚えていたのはここまで。

「E.T.」や「ジョーズ」「エクソシスト」の時、映画館前に出来た長い行列を今も思い出せます。大ヒット作品を大きな映画館で鑑賞する。シネコンしかない映画館ばかりで、全席指定席の現在、二度と見ることが出来ない光景ですね。

この後ジブリ作品等のアニメ作品が次々と記録を塗り替えて行くのに伴い、興行収入から興味が失せて行きました。子供、いや家族連れを動員出来れば興行収入は伸びますし、映画の料金もどんどん値上がりしましたので、単純に興行収入の数字を比較しても、良い作品が示される訳でもないからです。

現在日本映画の興行収入1位は「鬼滅の刃・無限列車編」、その後に「千と千尋の神隠し」「君の名は。」「ONE PEACE FILM RED」「もののけ姫」と続きますがアニメばかり。確かに日本のアニメは世界に誇る文化と言われますが、昭和のジジイの僕には、アニメは平和な国・日本の作る「おとぎ話」としか思えず、上に記した作品、全く面白いとも観ようとも思わず今日も生きています。日本のアニメ、教訓めいたことも示唆していて、心に刺さるとか感動するとか聞くのですが、所詮は底の浅い机上のゆる~い空論みたいな印象しか僕は受けません。「名探偵コナン」シリーズは、理屈抜きのエンタメとして面白いと、僕は気に入っています。


“北野シネマ” を忘れていませんか?~梅田のど真ん中にありました!

2024-05-04 | 昭和の映画館

大阪の懐かしい映画館と言えば、僕は現在のHEPナビオ(ナビオ阪急)の土地にあった「梅田東宝会館」を1番に上げますが、そこにあった映画館と言えば、北野劇場、梅田劇場、梅田スカラ座、梅田地下劇場の4つばかりを話題にして来ました。

すみません。東宝会館が取り壊されるまでの間、もう1館あったことを忘れていました。単にうっかり忘れていました。僕の通った梅田東宝会館には、もう1つ映画館があり、全部で5館が軒を並べていました。忘れていたのは「北野シネマ」です。本当にすみません。

北野シネマはATG(日本アート・シアター・ギルド)の上映館として、根強いファンを持つ映画館でした。昭和53年(1978年)に、ナビオ阪急として生まれ変わるために、閉館となりました。

北野劇場、梅田劇場、梅田スカラ座の3つの映画館は、座席数を減らしながらもナビオ阪急に入りましたが、北野シネマは消えてしまいました。そもそもATG系の映画自体、公開本数も減っていたので、その後ATG系の映画は、三番街シネマ2で上映されるようになりました。百又ビルにあったシネマ1,2,3も今は無くなり、大劇場が消えたことは寂しい限りです。

ちなみに3大劇場の座席数は梅田劇場が1450席、北野劇場が1370席、スカラ座が900席でしたが、ナビオ阪急になった後は、それぞれ920、1016、937と小さくなりました。しかし、その後この3つの劇場も、何度かリニューアルされて、TOHOシネマズと名前を変えた今では「8」つの劇場となりました。3大劇場の座席数は、元の梅田劇場が現在のシアター3で、北野劇場がシアター1、スカラ座がシアター2になりましたが、それぞれ座席数は、470、747、475と更に小さくなりました。時代の流れとは言え、残念です。大劇場が懐かしい!