弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

99人の 真犯人を 逃すも9人の 尊重を

2012年02月14日 21時09分04秒 | 判決どどいつ
13日の最高裁判決から。
覚せい剤輸入につき、一審の無罪判決を破棄して有罪にした控訴審判決を、破棄自判して無罪。極めて画期的な判決だ。
裁判員裁判の判決を尊重すべきと述べつつ、「事実誤認」を理由とした控訴審の逆転有罪判決一般に歯止めをかける内容だった。
実質的に検察官控訴を制限する内容ともいえる。これならば幾つかの著名冤罪事件も一審の無罪判決が確定していたのではないか。
(写真)
法務省の「サイバンインコ」はいざ知らず、日弁連の「サイサイ」はバンザイしていることだろう。